パズルは最初の一歩、2ピースから

 先日のエントリー(「黒ひげ」登場)で紹介した「黒ひげ危機一発」を悠平はあっという間にマスターしました。買った当日はぎこちない手付きで剣を溝に差し、その後は手の平で何とか押し込んでいましたが、翌日の夜、わたしが帰宅してみると、もう剣を指先でつまんだまま、すいすいと差し込めるようになっていました。もちろん、そこまでに至るには日中、何回となく妻が相手をしてやらなければならなかったようですが。それにしても少なからず驚きました。いったん強い興味を持ったことに対しては集中力を発揮し、飽きることなく繰り返します。
 手先のトレーニングにはジグゾーパズルも役立つようです。今、悠平が気に入っているのは、妻が探してきた公文の「ステップアップジグソーパズル のりものだいすき」です。

 2ピースから6ピースまでの8セット入り。車や船、飛行機に電車のデザインで、悠平のお気に入りは6ピースの消防車のようです。実は5月の連休に家族で行った千葉の鴨川シーワールドで、おみやげにジグゾーパズルを買ってきました(こちらのエントリーに写真があります)。しかしピースが多すぎたのか、悠平はまったく関心を示しませんでした。実際のところ、わたしがやってもそれなりに手ごたえを感じるほどで、悠平には早すぎたようです。それならば、と妻が探し出したのが公文のパズルのシリーズでした。
 難易度は、もっとも易しい2〜6ピースのステップ1から、もっとも難しい88ピースのステップ4まで4段階に分かれています。実は、最初は悠平が大好きな新幹線の絵柄のステップ2(9〜20ピース)を買ってみたのですが、まったく自分からはやろうとしませんでした。「やっぱり2ピースから始めてみようか」と、あらためてステップ1を購入したところ、パトカーや消防車の絵柄に興味を持ったのか、手を伸ばしました。最初は自分でうまくはめることができず、妻の手をつかんでパズルの上に持っていき「やれ」と要求するようなそぶりを見せていましたが、妻が根気よく付き合い悠平に自分でやるように仕向けました。その結果、2日ほど後には6ピースをスイスイと組み上げることができるようになりました。妻もわたしも手がふさがっていてかまってやれないときでも、悠平は「ぴたっ」「ぴたっ」「できたー」と声を出しながら一人でパズルで遊んでいます。ちなみに、親の手をつかんで何かをやらせようとする行為は「クレーンハンド」と呼ばれ、発達障害の子どもにはよく見られるようです。
 さて、黒ひげもパズルの初級もクリアして、悠平の手先、指先にも変化が起きています。食事の際のスプーンの使い方が目に見えて上達しました。引き続き、パズルの難易度を上げながら楽しめるトレーニングを続けていこうと思います。

ステップアップジグソーパズル のりものだいすき

ステップアップジグソーパズル のりものだいすき