幼稚園の運動会を見学

 きょう(23日)は午前中、自宅にいちばん近い区立幼稚園の運動会があったので、妻と悠平と3人で見に行ってきました。来春の入園を希望して、ちょうど願書を出しているところで、結果は来週分かります。応募者多数の場合は抽選で、外れるとほかの区立幼稚園で定員に達しなかったところに入れるようなのですが、できれば最寄りのこの幼稚園に決まってほしいと考えています。
 さて、「近い」とは言っても大人の足で普通に歩いて15分ほど。きょうは悠平もすたすたと歩いてくれましたが、途中には図書館やバスの営業所など、悠平のお気に入りのスポットがいくつもあります。もし道草が始まれば、いったい何分かかるか分かりません。雨の日や暑い日、寒い日も苦労するかもしれません。
 運動会は幼稚園の園庭で行われていました。受付で悠平には「未就園児」のリボンをもらいました。区立幼稚園はどこも2年保育で1学年は68人。34人ずつのクラスが4つのようです。着いたときにはちょうど年少組の子どもたちがペンギンのダンスのお遊戯を始めるところでした。次は年長組の子どもたちが34人ずつのリレー。休憩を挟んで、未就園児がよーいドンで5メートルほど先で待っている年長組の園児のところまで走り、おみやげをもらうコーナーでした。

 未就園児もざっと30人ぐらいは来ていたでしょうか。一回に5、6人ずつでしたが、悠平はパニックを起こすこともなくおとなしく順番を待ちました。よーいドンでダッシュ、とはなりませんでしたが、妻と手をつないですたすたと歩き、紙で作った手製のバッグを園児からもらいました。中には折り紙とクレヨンが入っていました。
 過去エントリーでも触れていますが、悠平は昨年、私立の3年保育の幼稚園2カ所の選考で落ちました。当時はまだ発達障害の診断を受ける前でしたが、わたしも選考に同席して、悠平がほかの子どもとあまりに違うことが如実に分かりました。その後、昨年の末に発達障害だと医師から告げられた際には「ああ、やっぱり」というのが正直な感想で、さほどのショックはありませんでした。
 ことしは、世田谷区の総合福祉センターの療育コースに通いつつ、来年の幼稚園入りに向けて準備を進めています。妻が過去エントリーで書いていますが、私立の幼稚園では、発達障害児の受け入れ枠を用意している園自体が少なく、あっても3年保育の途中からはまず無理です。区立は障害児も受け入れ可能。ケースにもよるようですが、多動などの子どもには補助員も付いてくれるようです。実際にきょうは、補助員と一緒に運動会に参加している男の子もいました。見ていると、同じクラスとおぼしき女の子たちが何かと声を掛けたり。こういう幼稚園なら、悠平もふつうの子にまじってのびのびできるかもしれないな、と思いました。
 気がかりは先にも触れた定員超過。事前に聞いたところでは、きょう訪ねた幼稚園はほぼ毎年抽選になっているとのことです。外れてしまえば、そのときはそのときで次善の策を考えるしかないね、と妻とは話しています。