被災された方々にお見舞い申し上げます

 きのう11日、東北地方沖を震源マグニチュード8・8の巨大地震が起き、東北地方を中心に関東地方など広い範囲を激しい揺れが襲いました。被害の全容が明らかになるまでは相当な時間がかかるでしょうし、未曽有の規模になるでしょう。被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。
 わたしは就職して最初の任地が青森でした。妻の父母は岩手に眠っています。懐かしい八戸の港や、妻の親戚も住む釜石の港を襲う津波の映像など、報じられる東北地方の被害にはただ言葉を失うばかりです。一人でも多くの方が無事でいらっしゃるように、と妻とともに祈っています。
 ついこの間まで住んでいた東京をはじめ首都圏も激しい揺れに見舞われました。交通網がマヒし、多くの方が11日夜は帰宅できない事態になりました。さくらポートで悠平とご一緒だったお子さんたちは、変わりないでしょうか。災害時、広汎性発達障害の子どもにどんなケアが必要なのか、わたしたち夫婦にはきちんとした知識がないことに気付きました。お子さんたちは、お母さんやお父さんと一緒に過ごせているのでしょうか。
 当たり前のことですが、東北地方をはじめとして被災された方々の中にも少なくない発達障害のお子さんがいらっしゃることでしょう。親御さんがどのようなお気持ちで今、この時を過ごしているのかと思うと胸が痛みます。
 今日からは救援活動も本格化します。人間が本来持っている「善意」を信じたいですし、被災地以外の人間にできることは何か(どんなにささやかなことでも)についても考えています。被災から免れたのはほんの偶然にすぎないのだと思います。今は遠く離れた大阪の地にいますが、気持ちの上では皆さんのそばにいるつもりで過ごします。希望を失わずに、がんばりましょう。