満5歳になりました

 悠平は今月、満5歳になりました。毎日、元気に幼稚園に通っています。大阪は、ここ数日は梅雨が明けたかのような日差しの強い日が続き、悠平の顔や腕は日に焼けて真っ黒。もともと妻に似たのか、生まれた時から色白だったのですが、すっかりたくましくなりました。現在、身長117・5センチ、体重23キロです。
 4月に幼稚園に通い始めてから、目に見えて発達の度合いが進んでいると感じます。幼稚園でのふだんの様子をお聞きすると、少しずつ他人を意識するようになってきているようです。園バスで一緒のお友だちの名前は覚えています。また、幼稚園の同じクラスの子どもたちも、何くれとなくかまってくれているようです。人一倍、体が大きいので、当初はほかの子どもにけがをさせたりしないか心配でしたが、今のところはそうした問題行動もありません。幼稚園に行くのは楽しくて仕方がない様子です。
 家庭でも、わたしや妻に何かしてほしい時など、時折、目を合わせるようになりました。常にマイペースで、まるで辺りにだれもいないかのような行動ばかりが目立っていたそれまでと比べると、長足の進歩です。シャツやズボンを脱いだり着たりも、かなり乱雑ながらも自分でやろうとするようになってきました。幼稚園では、ちゃんと便器で用を足しているとのことで、ようやく「脱オムツ」が見えてきたかな、という感じです。言葉はまだ「2語言葉」が中心ですが、幼稚園で覚えてきたとおりに話すときは関西弁のイントネーション。妻によると、時折、家でも語尾を上げて「よろしくお願いしますー(↑)」などと口にするようです。
 その一方で、「出発進行ルール」など独自のこだわりはいよいよ強まっています。電車やバスをなるべく終点の手前で降りる、などの親としての自衛策も分かってきたのですが、最近では、自分が乗ってきた乗り物でなくても、街を歩いていて、タクシーや宅配便の車などが止まると気になって仕方がないらしく「しゅっぱつしんこー、しゅっぱつしんこー」と言って動かなくなることが増えてきました。
 これからは、発達障害児なりに個性がはっきり分かるようになってくるのでしょうか。わたしと妻の奮闘の日々は続きます。

 先日、悠平が父の日に合わせて幼稚園で作った工作を持って帰ってきました。どうやら私の顔らしいです。悠平は「おとうさん、おとうさん」と言いながら書いていたそうです。