お弁当初完食! 秋のミニ遠足

 妻(yuheimama)です。11月に入っても最高気温25度などという日があり「やっぱり関西って暖かいんだ〜」と勘違いしそうになっていましたが、ここ数日、急に空気が冷たく乾燥してきました。秋ですね。
 さて、先日は悠平の幼稚園で園外保育(ミニ遠足)がありました。行先は幼稚園から少し離れた公園です。「いつもと違うこと」が苦手な悠平を、ちょっと心配しながら送り出しました。当日の様子を本人から聞き出すのは難しかったのですが、帰宅時の機嫌の良さと何よりお弁当箱が空になっていたので、楽しかったのではないかと察しがつきました。
 幼稚園では普段給食なので、偏食の悠平は白いご飯とせいぜい果物しか食べることができません。ではお弁当はというと、昨年通っていた世田谷区総合福祉センターのグループ療育の時のように、お友達と一緒に食べるという非日常のシチュエーションでは、好物だけを入れても半分以上残すのが通例でした。今回はどうだろうかと思いながら、悠平が大好きな唐揚げ、フライドポテト、りんご、きなこおにぎりを用意しました(書きながら思い出しましたが、運動会の時と同じメニューです)。そしてついにお弁当完食! うれしくて主人に電話してしまおうかと思ったほどです。さすがに仕事中でしたので電話はしませんでしたが、「悠君、お母さんに母親の喜びを教えてくれてありがとう。お腹いっぱい食べて、きっと楽しく遊んでこられたんだね」と上機嫌の悠平を見ながら思いました。
 夕方電話のベルが鳴り、受話器を取ると担任の先生からでした。先生によると、幼稚園から出かけるときには「いつもと違う」のが不安だったのか、やはり「いやいや」を連呼したそうですが、いざ歩き出して大好きな車が道を通ると大喜びでノリノリになったそうです。お昼にお弁当を開けると「わ〜!!」と声を上げて大喜び。お腹がすいていた上に、給食とは違って好物ばかりが入っていたので余程うれしかったのでしょう。勢いよく食べだしたそうです。その話を伺って、いつもと違う環境ながら、いつも一緒の先生やお友達に慣れ親しんだからこそ、安心して食べることができたのだろうと思いました。お弁当以外にも、お友達と一緒に電車ごっこをしながら「つぎは〜、モンキーパーク(???)」とアナウンスをしたり、落ち葉やドングリなどを拾って大いに楽しんでいた様子。わざわざ連絡いただいた先生に感謝し、「悠君、よかったね」と思わず微笑んでしまいました。
 拾って帰ってきた落ち葉や小枝、ドングリが入ったビニール袋を開けると、落ち葉が敷き詰められた土の匂いがしてきました。匂いはいずれ消え、葉や枝は干からびてしまうでしょうが、それはなんとも口惜しい。クリスマスリースが作れればとも思ったのですが、それにはあまりに量が少ないので、フォトフレームを作ってみました。中の写真はお彼岸に岩手・宮沢賢治童話村で撮影したものです。段ボールに小枝やドングリを木工ボンドで貼りつけただけの簡単なものですが、ちょっとアートっぽくできたかなと、母は自己満足しています。