新学期の家庭療育

 妻(yuheimama)です。幼稚園では新学期が始まりましたが、悠平は初日から欠席しています。春休み中に、名札を書き換えたり、体操服のゼッケンを付け替えるところを見せて、「年長さんだよ」と語りかけてきました。始業式のあった午後には、教頭先生と新しい担任の先生が家庭訪問をしてくださり、年長になりクラスが変わったことは分かってきたようです。それでも今のところ、毎朝「幼稚園、行かない!」が続いており、今週末には小児神経内科を再診する予定でいます。
 そんな毎日をどのように過ごしているかといえば、天気のいい日は1時間程度公園で体を動かすようにしていますが、自宅では相変わらずのパソコン三昧。これまでは悠平をリラックスさせることを主目的にしていたのと、私自身に気力が出なかったこともあり、家庭療育も休んでいました。新学期が始まって少しでもメリハリのある生活をさせようと、家庭療育を日課として復活させました。悠平も今のところ「お勉強しない」とは言わずに取り組んでいます。

 プログラムはこれまでやってきた課題に新しい課題を組み込んで、悠平の関心度や達成度を評価して微調整しています。今回は新しい課題を3種類紹介します。
 まずは数字のマッチング。悠平が好きなディズニーアニメ『トイ・ストーリー』のトランプを使ったところ、喜んで取り組むことができました。トランプには数字だけでなく、ダイヤやクラブといったマークで個数も書かれているので、視覚的な数量の理解も期待しています。

 次はカタカナ学習です。以前のエントリーで紹介した「カタカナかるた」を再利用。ホワイトボードにかるたのイラスト部分をのせ、その下に名称を書きます。このとき、1文字だけを空欄にして、そこに入るカタカナを悠平に探させます。カタカナボードは、発泡スチロールのケースのふたに色画用紙をはったものに、段ボールにカレンダーの裏紙をはって作ったカタカナチップを並べました。まだカタカナを全部覚えていない悠平でも、ひらがな学習によって50音順は理解しているので、必要な文字を探すことができます。今のところ、空欄は1マスだけですが、慣れてきたら2マスにして、最後にはすべて自分で並べられることを目標にしています。

 最後は新作の紙芝居。今回はちょっと趣向を凝らして「歌う紙芝居」を作ってみました。題材は「ドレミのうた」です。「ドレミのうた」を歌いながら、「ドは」で表の鍵盤を見せ、「ドーナツのド」で裏のドーナツのイラストを見せます。手間暇かけて作っただけに、喜んで一緒に歌ってくれるのではないかと期待していたのですが、悠平は淡々と見ているだけ。たまの余興に使うことにします…。


 悠平が早く幼稚園に行ってくれれば一安心なのですが、この「安心」は親の都合。悠平のペースに合わせながら、家庭でできることは少しずつでもやっていきたいと思います。