放送大学で特別支援教育を学ぶ

 妻(yuheimama)です。悠平の幼稚園のことをあれこれ考えつつ、そろそろ来年の小学校についても考えなければいけません。悠平の場合、知的障害を伴う広汎性発達障害あるいは自閉症ですので、選択肢としては地域の小学校の特別支援学級か特別支援学校の二つになると思います。就学相談にあたっては、療育機関や主治医の意見を参考にしながら、悠平の自立に向けてのステップとしてどちらが適切かを主眼に置いて考えていきたいと思っています。そのためには学校任せではなく、親である私たちが特別支援教育について基礎知識を持っていた方が良いだろうと思います。とはいっても、専門書を読んで勉強するだけの余力(特に気力…)はありません。そんなとき、新聞のテレビ・ラジオ欄で「障害教育」という言葉を目にしました。放送大学の番組表でした。

 放送大学はテレビとラジオを通して学習できる大学・大学院です。ホームページで概要を調べたところ、有料のコース履修は4月と10月開講で、4月開講はすでに申し込みを締め切っていました。学位を取得するためには申し込みをして、テレビ・ラジオによる受講やスクーリング、試験を受けての単位取得が必要となりますが、申し込みをしなくても自分が関心を持っている科目だけを視聴することは可能です。もちろん放送大学自体が無料視聴を勧めているわけではありませんが、その気さえあれば大学レベルの講義を「もぐり」で受講できてしまうのです。

 そこで4月開講の科目で、特別支援教育障害福祉に関連がありそうな科目を調べました。テレビでは「知的障害教育総論」「障がいとともに暮らす」、ラジオでは「特別支援教育基礎論」「特別支援教育総論」などがありました。ラジオにはそのものズバリ「特別支援教育」の講座がありましたが、受講申し込みをしていないためテキストが手元になく、1コマ45分間、ラジオをじーっと聞くのはつらそうです。そこでテレビ「知的障害教育総論」の詳細を調べると、週に1回45分、計15回の講座の中には「自閉症のある場合の心理と支援法」「幼児期・就学前段階の対応と就学支援」といったテーマが含まれていました。

 早速、「知的障害教育総論」の第1回「知的障害教育の特徴と教育課程」を録画視聴してみました。講師の方は少々緊張気味で、なめらかな語り口とは言えないように感じましたが、特別支援学校での授業風景を紹介したビデオクリップなどもあり、最後まで興味深く受講することができました。講義のテーマと概要はホームページに掲載されているので、今後、参考になりそうな回を視聴してみようと思います。

 今夏以降は就学相談がスタートします。特別支援教育の基礎知識をもとに、悠平の状態を的確に伝え、実際の学校事情をヒアリングしながら、悠平の次なるステップを検討できればと思います。

放送大学トップ http://www.ouj.ac.jp/