6歳になりました

 妻(yuheimama)です。6月生まれの悠平は先日、誕生日を迎え6歳になりました。療育園での身体測定によると、身長125.6センチ、体重28.6キロと、相変わらずかなりの大柄です。この1年を振り返ると、実にいろいろなことがありました。幼稚園で様々な刺激を受けて心身ともに成長し、喜んでいたものの、ここ数カ月は登園拒否に悩まされました。運よく療育園に転園させていただき、日に日に明るく元気になっていっているように見えます。親の私たちにとっても大変な時期でしたが、わずか5歳の悠平にとってみたら波乱万丈なんていうものではないくらいの激動の1年だったのかもしれません。とにもかくにも、無事に誕生日を迎えられてホッとしています。

 療育園ではその後、先生方のサポートのもと、私がいなくても給食を食べられるようになり、トイレにも行けるようになりました。日中の活動では、工作やお絵かきは苦手なようですが、音楽や体育系の活動はとても楽しんで参加できているようです。懸案の園バスには私が一緒ならバスに乗り込むことができるようになりましたが、まだ通園には至っていません。先生方とも「スモールステップでいきましょう」と話し合いながら、今のところ私が送迎を続けています。

 そんな日々の中、悠平の誕生日にはうれしいことがありました。園の帰りにいつもの路線バスを待っていると、大きな声で「ゆうへいくーん!」という声が聞こえました。「えっ!」と思って顔をあげると、幼稚園で同じクラスだったお友達がご両親と同乗している車の窓を開けて声を掛けてくれたのです。このお友達はとても悠平のことを気にかけてくれる優しい男の子で、悠平が幼稚園を休み始めたころにはお母さんからも電話をいただきました。ほんのわずかな時間でしたが、私たちのことを心配してくださったご家族と言葉を交わすことができて、本当にうれしかったです。

 さらに、自宅近くでバスを降りると悠平は幼稚園の園バス乗り場に向かって走り出しました。そこにはいつも一緒に幼稚園に通っていたお友達のお母さんが、お迎えのために立っていらっしゃいました。欠席している間は幼稚園に関連する何もかもを嫌がった悠平でしたが、数日前にそのお友達が「ゆうへ〜い」と言って駆け寄ってきてくれたのが余程うれしかったのでしょう。私が走る悠平を追い駆けながら「(そのお友達に)会いたいの?」と尋ねると、「あいたい」と答えます。園バスが到着すると苦手意識からかバスに背を向け、ぎゅっと目をつむってしまいましたが、バスに乗っているお友達も悠平に気付いて手を振ってくれたり、笑顔を見せてくれます。バスを直視することはできなかった悠平ですが、お友達に会いたいという気持ちが苦手意識を上回ったのかと思うと、胸が熱くなりました。

 幼稚園のお友達と会えるようになったということは、療育園での生活が根付いてきて、幼稚園と少し距離を置けるようになったということではないかと推測しています。悠平の誕生日は私にとっては「出産記念日(?)」。私にとっても心満たされる1日となりました。

 ちなみに今年の誕生日プレゼントは2つ。療育園の園バスで帰ってこれたらご褒美を兼ねてディズニー・アニメ『カーズ2』のレゴブロックを出すつもりでしたが、残念ながらこれはお預け。休日に家族でお誕生会をしてプレゼントすることにします。もう一つは悠平の伯母(私の姉)からのプレゼントで、絵本『たんじょうびのふしぎなてがみ』(エリック・カール作)。『はらぺこあおむし』をはじめ、エリック・カール作品が大好きな悠平は大喜びで、毎晩就寝前の絵本タイムには何度も何度も読み聞かせをしています。

 療育園の送迎の傍ら、小学校の就学相談が始まりました。自転車操業のような毎日ですが、休日には主人が悠平を連れて外出してくれるので、心身ともに小休止。今週末は久しぶりの美容院です! いずれ「親のメンタルヘルス」についても書きたいのですが、今のところは自分のことで手いっぱいなので「予定は未定」ということで…。

 さて、7歳の誕生日はどの学校で迎えることになるのでしょうか。