「おべんきょうする!」

妻(yuheimama)です。悠平はいまだ園バスにはのれないものの、療育園に毎日元気に通っています。新しい園での生活が定着して、背伸びせずに自然体で過ごせているのか、最近気持ちに余裕が出てきたようです。帰宅後、なんと自分から「おべんきょうする!」と言うことが、時々ではありますが出てきたのです。

転園当初は園に通い続けることを最優先にしていたので、家庭療育は休んでいました。正直なところ、私自身にも毎回課題を考え、準備をして、マンツーマンで療育をするだけの気力・体力がありませんでした。ようやく生活のリズムに体がついていくようになったここ数日、悠平からうれしい言葉が聞かれるようになったのです。家庭療育は久しぶりなので、これまでやってきた課題を復習しながら、所どころに新しい課題を組み込んでいます。

まずは、以前紹介した「ちゅうしゃじょう」による数量の理解を確認・発展させるための「サイコロ」です。牛乳パックに紙をはり、サイコロの目を書き入れました。目の数だけビー玉を発泡スチロールと竹ひごで作ったボードに置いていきます。サイコロの目が読めるようになったら、簡単なすごろくを作ってみようかと思っています。ちなみに悠平は並べたサイコロを見て、「かいだん」と言いました。自閉症児・者は想像することが苦手だといわれますが、思いもよらない「見立て」の発言に驚きました。

次は「ひも通し」です。これまで、両手を使った微細運動であるボビンやビーズのひも通しを練習してきましたが、今回は趣向を変えてみました。段ボールに折り紙をはって所どころに穴をあけ、穴の脇に番号をふり、番号順にひもを通していきます。ひもは100円ショップで購入したカラーの靴ひもです。写真左は3回のひも通しでできる舗装道路、右は10回のひも通しで完成する木(ひもが枝になります)です。いずれも言葉だけの説明ですんなりでき、10回のひも通しを要する課題では達成感があったのか「できた!」「写真撮る」と言って、悠平自身が自分のカメラで撮影をしました。

これまで準備してきた課題がそろそろネタ切れなので、気力・体力と相談しながら、新しい課題を考案していきたいと思います。