特別支援学級を見学

 妻(yuheimama)です。9月の特別支援学校体験入学に続いて、先日、校区の小学校の特別支援学級を見学してきました。当日は主人も半休を取り、家族3人で出掛けました。

 まず、校長先生と特別支援コーディネーターの先生に挨拶し、教頭先生が案内してくださることになりました。見学は支援学級だけでなく、1年生の通常学級や体育館、校庭、保健室など、入学したらすぐに利用しそうな施設をピックアップして見せていただきました。

 支援学級は、誰がどこで何をするのかが分かりやすいように構造化され、教室内にリラックススペースもあり、視覚支援も行き届いていました。普通校でここまでなされているとは、正直驚きました。当の悠平はというと、支援学級ではキョロキョロしながら、リラックススペースあったミニカーを見つけて「くるま、くるま」と手を伸ばそうとしていました(トホホ)。また、幼稚園や療育園よりもはるかに大きい体育館や校庭に大興奮。今にも飛び出していきそうなほど、テンションが上がっていました。さらに、和式トイレを使ったことのない悠平のために、トイレもチェック。洋式トイレもあって、一安心でした。

 見学を終えて教頭先生に気になる点を幾つか質問しました。「支援学級の担任の先生は専門知識が必ずしもあるとは限らないと聞いていますが?」――「確かにはじめから知識のある先生ばかりとは限りませんが、頻繁に研修に参加し、勉強しながら対応しています」。「通常学級と支援学級、それぞれの教室でどれくらいの時間を過ごすのでしょうか?」――「1年生は1日5時間で、週に5日あるので、1週間は計25時間。個人差はあるものの、そのうち10時間くらいを支援学級で過ごします」。「支援学級と通常学級の間は各自で移動するのでしょうか?」――「各自です」。「授業への(先生または補助員の)入り込みはあるのでしょうか?」――「入り込みは原則ありません。例えば図工で彫刻刀を使う場合のように、一人では危険を伴う場合には付き添います」。「行事でパニックを起こすお子さんはいらっしゃいませんか?」――「います。でも、子供も成長していきますから、だんだんに慣れていきますし、そのあたりは配慮します」等々。

 支援学校は障害特性を考慮した施設に手厚い人員配置があるものの学習レベルがかなり初歩的で同世代の健常児との交流が限られています。一方、校区の支援学級は普通校として最善を尽くしている感があるものの、通常学級で過ごす時間が長く、入り込みが原則ありません。いずれもメリット・デメリットがあります。また、我が家の場合は主人の転勤による転校の可能性も考えておかなければなりません。

 どちらの学校に入学したいか、その意向を最終的に伝えるのは来週です。本当に悩ましいのですが、双方のメリット・デメリットと、悠平の特性、学校に何を求めるかの優先順位を整理して、結論を出したいと思います。

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 yuheipapaです。
 休みの日の「父子乗り鉄と巡礼の旅」は続いています。先日は、大阪府和泉市の西国三三所の第4番札所「施福寺」にお参りしました。車で行けるのはふもとの駐車場まで。だれしも必ず950段という石段を徒歩で登らなければなりません。わたしも悠平もこのお寺は2回目。今年春、最初に来た時にくらべて、難所もずい分と楽に感じました。悠平は黙々と石段を登っていきました。