試行錯誤は終わらない〜おまけ 紅葉2012

 yuheipapaです。最近は、悠平を連れて出かける際には、あらかじめ利用する乗り物や目的地の写真を入れたスケジュール表をパソコンで作り、A4判の紙1枚にプリントしています。事前に悠平に見せて、口頭でも行動予定を説明します。視覚に強い悠平には効果があるようで、次に何をするかが分かっているため、外出時のパニックも減ってきています。ところが先日、わたしがちょっとした工夫をスケジュール表に加えたつもりが、思わぬ結果になってしまいました。
 11月下旬の休日、妻(yuheimama)の体調も良かったので、いつもは父子で行く乗り鉄と巡礼に妻も加わり、紅葉狩りに京都の醍醐寺と宇治の三室戸寺に行くことにしました。「ちょっとした工夫」というのは昼食です。候補としては、醍醐寺の参拝を終えて京都市営地下鉄に乗る前と、地下鉄を降りて京阪宇治線に乗り換える間との二つで、それぞれ、悠平の外食の定番である唐揚げやハンバーグを置いていそうな店のリサーチもしていました。ただ、醍醐寺の参拝を終えるのが何時になるかなどによって、どちらで食べるかはその時に決めるしかないと思われました。あらかじめスケジュール表に「ひるごはん」を入れてしまうと変更できません。あえてスケジュール表には入れず、悠平には口頭でのみ「京都市営地下鉄に乗る前に昼ごはんを食べるか、地下鉄を降りた後に昼ごはんを食べるか、どちらかだよ。その後、京阪電車に乗るよ」と、自宅を出る前に説明しました。

 醍醐寺の参拝を終えると、ちょうど食事にいい時間でした。地下鉄の駅へ向かって歩きながら悠平に「悠くん、ごはん食べようか。唐揚げ食べに行こうか」と聞くと、悠平は毅然と「きょうとしえいちかてつ!」と言います。「えー、お父さんおなかが空いたよ。ごはん食べようよ」と再度言いましたが、悠平は「しえいちかてつ! しえいちかてつ!」と譲りません。実はもうこの時から嫌な予感はしていたのですが、妻と顔を見合わせながら「あくまでもスケジュール表通りにしたいのね」と、そのまま地下鉄に。終着駅で予感は的中しました。
 私「悠くん、ごはんを食べたら京阪電車だよ」
 悠平「けいはんでんしゃ!」
 私「えー、お父さんおなかが減って死にそうだよ。悠くんもごはん食べなきゃ」
 悠平「いや!ごはんたべない!けいはんでんしゃ!」
 パニック寸前というか、小パニックを起こし始めていました。こうなると、仮にひきずったり、抱え上げたりして無理やり連れて行っても食事どころではありません。そのまま京阪宇治線に乗り換えて三室戸寺へ行くことにしました。私は食事はあきらめ、妻はコンビニで買ったパンをホームでかじっただけ。悠平はと言えば望み通りになって上機嫌。「悠くん、おなか減らないの?ごはんいらないの?」と聞いても「おなかへらない!ごはんたべない!」ときっぱり。紅葉を楽しめたのがせめてもの慰めでした。
 以後はスケジュール表に、どこで食事を取るか確定できない場合は、可能性のあるところにそれぞれ「ひるごはん」と入れてみようかと考えています。試行錯誤に終わりはありません。

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 この日を含めてこの秋、悠平と一緒に紅葉を楽しみました。少しですが紹介します。
 西国十番 三室戸寺京都府宇治市) http://www.mimurotoji.com/


 西国十一番 醍醐寺下醍醐京都市伏見区) http://www.daigoji.or.jp/


 西国二十番 善峯寺(京都市西京区) http://www.yoshiminedera.com/
 ※京都の市街地をはるかに望むことがことができます


 西国二十三番 勝尾寺大阪府箕面市) http://www.katsuo-ji-temple.or.jp/