療育ショートプログラム

 妻(yuheimama)です。先週後半から数日、悠平の通う療育園では個別面談が行われたために短縮療育となりました。短縮の日は帰宅が午後1時半ころになり、来年度からの特別支援学校の帰宅時間と同じ時間帯です。帰宅後、悠平はマイペースで遊んでいますが、私の方は春からのシュミレーションのつもりで時間配分を考えながら過ごしていました。就学後は家庭学習を日課にしたいので、この数日間、短時間ながら家庭療育に取り組みました。

 帰宅後しばらく休憩した後、「お勉強しよう」と声を掛けたものの、悠平は「いや」。こちらはそれを予想して、悠平を引きつける秘策を考えていました。悠平が大好きな「ディズニージュニア」(「気持ちの切り替えに一苦労」を参照ください)のアニメ番組『おたすけマニー』に関連した課題を用意しておいたのです。『おたすけマニー』は町の修理屋さんマニーが、ハンマーやドライバーなどのツールズ(道具たち)と一緒にいろいろなものを修理して活躍するストーリー。課題を書いたホワイトボードを見せながら「『おたすけマニー』があるよ」と言うと、「おたすけマニー!」と悠平は大興奮。目と手の協応、手先の運動として、おもちゃのドライバーやハンマーを使う練習をしました。


 ドライバーはねじとの距離感や回し方が難しかったのか苦戦しました。そこで私が手を添えて一緒に取り組み、最後の数回、ねじがギュっとしまるところを悠平1人にやらせました。ハンマーは簡単にできて、「もう1かいやる」と楽しそう。遊び感覚で楽しみながら道具の名称を覚えたり、手先のトレーニングになればいいなと期待です。

 続いては書き方。冬休みにはひらがなと数字を練習しましたが(冬休み中の療育内容については「冬休みの家庭療育」「同 その2」「同 その3」を参照ください)、前回の梅花女子大学大学院での療育で「(曲線を含む)ひらがなより直線の多いカタカナの方が書きやすいようですね」というお話があったので、カタカナの書き方課題を用意しました。

 「トミカ」「プラレール」、いずれも悠平が大好きな単語です。今回は書き順を数字で書き込まない代わりに、一番目は黄緑、二番目はピンクと色分けしておきました。確かにひらがなより書きやすいようです。カタカナもだいぶ読めるようになったので、書く練習をすることで、書くことへの苦手意識を減らしていけたらと思います。

 最後はカラーマグネットを使った模倣課題。冬休みは縦2マス×横2マスからはじめて3マス×3マスを3色使用で取り組みました。今回はステップアップして4色使用で4マス×4マスに挑戦。冬休み中に見方のコツをつかんだからか、スムーズに取り組み、途中で間違えても自分で修正することができました。

 このほかにも冬休みからの継続でファスナーの練習、時計の読み方も練習。時計は難題ですが、実生活でも時計を見せて時間を言うことを続けなどして理解を促していきたいと思います。