梅花女子大学大学院での療育が終了しました

 妻(yuheimama)です。3月6日に梅花での1年間の個別療育が終了しました。療育後には「修了式」として、先生から悠平に手作りの表彰状を手渡していただき、記念撮影。悠平も「ばいかじょしだいがくは これで おしまいです」と理解した様子。振り返ればスクールバスの乗車パニックや電車パニックなどもありましたが(「梅花女子大学大学院での療育が始まりました」を参照ください)、梅花自体に行き渋ることはなく、悠平自身、楽しく過ごせたのだと思います。落ち着いた大学の雰囲気の中での療育はとても充実したものでした。関係者の皆様に、あらためて感謝いたします。ありがとうございました。

 最終日には「2012年度の個別療育を振り返って」と題したレポートをいただきました。レポートには「指導上のねらい」「自立機能(身辺自立、家事)」「学習スキル(自立課題、援助課題)」「遊び」「コミュニケーション」「療育の流れ」「母子別室について」の各項目のねらいと考察が書かれ、最後の「おわりに」では、全体を振り返っての先生の感想が書かれていました。読み進めると、私自身が感じていたこの1年の悠平の変化と重なる部分が多く、また、家庭で見過ごしていた細かな行動・スキルへの言及もあり、今後の課題として大変参考になりました。

 悠平のこの1年の変化として先生のレポートに同感した点は、まず、コミュニケーション面で、当初はオウム返しが多かったのが、自発的な言葉が増え、少しずつやりとりができるようになってきたという点です。また、学習面では、スモールステップでの学習を積み重ねたことで「分かる!」という気持ちが増し、やる気につながっているように思われるという点です。自立課題では、言葉の増加や悠平のそうした成長に合わせて、途中から言葉を使った課題を中心に内容変更したとのうれしい言及もありました。

 また、夏期や冬期の長期休暇明けの療育では、それまでできなかったことができるようになっていたり、理解が深まっていたことが多く、驚きの連続だったということが書かれていて、療育ママも「達成感」を感じてしまいました! 休暇中の課題は、梅花での療育でクリアできなかった課題をワンステップ下げた段階から組み入れたり、悠平が好きなキャラクターや乗り物を絡めて作りました。それらをブログで紹介すると、今度は先生がそうした内容や悠平の興味・関心を考慮して課題を作ってくださいました。こうした先生のご配慮が、タイムリーに悠平の関心を高め、やる気を引き出すことにつながったのではないかと思います。

【写真説明】療育最終回では、以前のエントリー「療育ショートプログラム」で紹介した、悠平が好きなテレビ番組『おたすけマニー』を「なぞりがき」の課題にしてくださいました。

 残念ながら、来年度は申し込んでいた療育機関の抽選に漏れ、専門家による療育を受けることができなくなってしまいましたが、世田谷区立総合福祉センターに始まり、自閉症療育センターwill、梅花女子大学大学院と、3年弱の療育の蓄積があります。4月以降も「ことば・かず(国語・算数)」の家庭学習に加え、1〜2週間に1回程度は、療育課題への取り組みを続けていきたいと思います。

【写真説明】梅花女子大学には大学名にちなんでか、梅の木が植えられています。今年も満開。昨年、療育前の発達検査を受けにきたときにも咲いていたな〜と1年前を振り返り、感慨深くなりました。