「支援学校にしてよかった〜」と思った入学後1週間

 妻(yuheimama)です。特別支援学校への入学から1週間たちました。悠平は学校から帰ってくると「たのしかった!」とご機嫌で、その日学校で何をしたのか自分から話し出すこともあり、うれしい驚きを感じています。翌朝になると「行かない」と毎日のように言うのですが、yuheipapaを見送ると気持ちが切り替わるのか、行く準備を始めます。

 家を出るとバス乗り場までは順調に行くのですが、いざバスに乗る段階で「乗らない、乗らない」とパニックを起こす日があります。私は「恐れていたスクールバス恐怖症だ〜」とピリピリしてしまうのですが、そんなときは同じバス乗り場に集まった先輩ママたちが助けてくださいます。3人がかりでバスに乗せたこともあれば、運転手さんに抱きかかえられて乗せてもらったことも。バスを見送った後「ありがとうございました、ありがとうございました」と何度も繰り返す私に、皆さんは「うちもそうだったから大丈夫」「はじめのうちは仕方がないよ」「バスの運転手さんや添乗員さん、慣れてるから大丈夫」と次々に励ましの言葉を掛けてくださいます。さらに同じバスに乗る中学生のお姉ちゃんたちが、添乗員さんに悠平を一番最初に乗らせるようにと話しをしてくれて、悠平が意気揚々とバスに乗れることまでありました。

 悠平の通う特別支援学校は小学部から高等部まであるので、スクールバスに乗るのも幅広い年齢の児童・生徒たちです。当然子どもたちを見送る保護者も私のような新米から経験豊富な先輩ママまでいらっしゃいます。小2のママたちからは昨年の経験談や近い将来の話を聞くことができますし、中学生のママからはもうちょっと先のことまで伺うことができ、とても参考になります。この1週間で、悠平にとって支援学校がどうかを考えるより先に、私の方が「支援学校にしてよかった〜」とホッとしてしまっています!?

 もちろん悠平にとっても、毎朝「行かない」とは言うものの、支援学校は楽しいところになりつつあるようです。学校からのお便りでは毎週視覚支援のイラスト入り予定表が配られ、悠平は日に何度もそれを見て確認をして、声に出しています。日にちや曜日の概念は分かっている悠平ですが、より分かりやすいようにと、その日の予定の部分に画用紙で枠を作ってみました。これを100円ショップで購入したホワイトボードにマグネットではりつけ、100円イーゼルにのせておいています。

 連日1時半には帰ってくるので午後は長く感じますが、変化に弱い悠平が新しい環境に慣れるまでは、これくらいがちょうどよいのかもしれません。あれやこれやとトータルで考えて「やっぱり支援学校って、支援のプロ集団だなぁ」と入学早々に感心しています。
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 yuheipapaです。悠平が支援学校に行くようになって、わたしが朝、出勤で家を出る時間が早まりました。
 療育園のころは、わたしが家を出た後、悠平が妻と一緒に出掛けるのが日課でした。ところが支援学校の登校時間ははるかに早く、悠平もその分早く家を出なければなりません。状況が変わったことを理解し、家を出る順番が今までの「私、悠平」から「悠平、私」になることを受け入れてくれれば、と期待したのですが、ダメでした。
 入学式の翌日、リビングルームのホワイトボードに「1 ゆうくんがっこう」「2 おとうさんかいしゃ」と家を出る順番を妻が書いていました。こうした場合、悠平は、その内容に納得すると大きな声で復唱することもあるのですが、明らかに変更を拒む様子でした。時間が近づいて来て「悠くん、がっこうにいくじゅんびをしよう」と声を掛けたのですが、「おとうさんが(先に)いく!」と言って従おうとしません。やむなく「じゃあ悠くん、おとうさんは先に出るよ」と言って室内着のまま家を出て、近くのコンビニで時間を潰しました。頃合いを見て帰宅し、あらためて着替えて家を出ました。
 そんなことを2日続けた後、思い切ってわたしの出勤時間を早めることにしました。浮いた時間の活用として、通勤で歩く距離を増やしています。実はダイエットのため、通勤にウオーキングを取り入れることは以前から考えていました。今回、図らずも悠平がきっかけをくれた形です。