夏休みの生活 その2

妻(yuheimama)です。連日の猛暑で外遊びもままならず、結局はパソコンでゲームをやっていることが多い悠平です。最近、ゲームのやりすぎか「めが いたい」と言い出すことがあり、こまめにタイマーを掛けて休憩を入れたり、おやつやこちこちょ遊びで気をそらして休ませるようにしています。それでもしばらくするとゲームに戻りたがり、「おべんきょう」も「いや」と言って拒否する日が出てきました。「いや」というのも自己主張の一つなので、無理強いはしないのですが、「お勉強やったら、パソコン1時間やってもいいよ」など、駆け引きしながら、お互い気持ちよく過ごせるように(?)やりとりしています。

さて、以前のエントリー「夏休みの生活 その1」で紹介した課題も続けながら、飽きないように、そして悠平の関心を引きつけるために最近では変化球も投入です。今回はその中から2つを紹介したいと思います。

1つ目は題して「漢字紙芝居」。1学期、支援学校ではひらがなを勉強していましたが、悠平はすでにひらがなが読めるので、漢字学習の導入として考えました。漢字の成り立ちをイラストで説明している絵本を購入し、その中から、成りたちが比較的分かりやすい身近な漢字を何文字か選んで紙芝居風に見せることにしました。
 

何回か見せた後、写真のようなイラストに漢字を当てはめる問題を出しています。

面白がって見ている割にはなかなか覚えないので、まだ早かったかなぁと思いつつ、もう少しトライしたいと思っています。

2つ目は市販のカードです。特別支援教育用の教材「あそびっくす まなびっくす」です。こちら、結構いいお値段なので買おうかどうか随分迷ったのですが、今とこれからの悠平にぴったりなように思えたので、買ってみました(本体3800円+税)。著者は特別支援教育士SVの方です。7種類のカードゲームをしながら「聞く力」「話す力」「推察する力」を身につけ、コミュニケーションの基礎力を養うことを目標にしています。

7種類のゲームのうち、今取り組んでいる「3ヒントクイズ」では、9枚の絵カードを並べて、3つのヒントを聞いてそれがどのカードを示しているのかを選びます。これは、傾聴する力、短期記憶、聴覚情報の統合を目的にしています。例えば「りんご、ばなな、おにぎり、パトカー、タクシー、救急車、シマウマ、パンダ、牛」の9枚を見ながら、悠平は私が読み上げるヒントを聞きます。「1.色は白と黒です」で、カードは「おにぎり、パトカー、シマウマ、パンダ、牛」に絞られます。「2.動物です」で、「シマウマ、パンダ、牛」に絞られます。「3.走るのが早いです」で、正解は「シマウマ」ということになります。

取り組んでみると、「これくらい分かるだろう」とこちらが思っていたヒントでも、言葉だけで説明するとピンとこないことがあったり、ルールを無視してヒントを聞く前に「このカードがいい」と主張したりと、一筋縄ではいかないことが分かりました。悠平も今のところ「新しいゲーム」ということで面白がっているので、難易度を加減しながら取り組んで、徐々にゲームの種類を増やしていきたいと思います。

夏休みも後半戦、朝から晩まで一緒にいるのはしんどい時もありますが、集中して何かを取り組むには最適な時期でもあります。時々映画やイベントに出掛けて気分転換を図りながら、「前向きに!」と自分に言い聞かせているyuheimamaでありました(苦笑…)。