大きな課題がありそうな2014年、今年もよろしくお願いします

2014年を迎えました。明けましておめでとうございます。
昨年は悠平が特別支援学校の小学部に進学し、いろいろなことがあった1年でした。父親のわたし(yuheipapa)から見ても、悠平は感情の表現が豊かになり、びっくりするような言葉も口にするようになりました。特に、偏食が激しかったのに、学校の給食では完食できるようになったのは本当に驚きました。集団にいても一人遊びばかりだったのが、最近学校では「友だち」を意識して、一緒に遊ぶことも増えてきているようです。地域の小学校に通わせる選択肢との間で、妻(yuheimama)とともに迷いながら、悩みながら決めた支援学校への進学でしたが、悠平にとってはベストだったと思います。手厚い態勢で指導してくださる先生方をはじめ、日々、悠平を見守ってくださる方々に、あらためて感謝申し上げます。
私の仕事の都合で、家族3人で大阪に来たのは2011年の2月。東日本大震災の直前でした。間もなく大阪暮らしが3年になり、いずれは次の転勤がやってきます。時折、悠平に「ゆうくん、そろそろ東京に帰ろうか」と話しかけるのですが、悠平は「いや!東京に帰らない!」「高槻がいい!」と断固として拒否の構えです。子どもにとって、なじんだ学校や友だちと別れる「転校」はただでさえつらく、悲しいことでしょう。こだわりの強い悠平にとっては、不安の大きさはいかばかりかと思います。しかし、こればかりは勤め人の常。いかにスムーズにことを運ぶか、今年のわが家の課題になりそうです。


昨年はこのブログに多くの方々にご訪問いただきました。ブログを始めて丸4年。今では毎月、1万〜2万件超のアクセスをいただくまでになりました。わたしと妻の試行錯誤と経験が、広汎性発達障害自閉症のお子さんを持つ同じ境遇の方々に何がしかでも参考になっているのだとすれば、こんなにうれしいことはありません。また、わたしたちもコメントなどを通じて、多くの方から経験のご教示をいただいたりしています。「悠平と歩く道」は、いよいよ険しさを増していくかもしれません。本年もよろしくお願いいたします。

【写真説明】和歌山県岩出市新義真言宗総本山・根来寺の国宝・大塔

昨年末の1日、「父子乗り鉄と巡礼」で、和歌山県岩出市新義真言宗総本山・根来寺を訪ねました。
 ※根来寺 http://www.negoroji.org/
根来寺のサイトによれば、12世紀に源を発する古刹で、戦国期には大きな勢力を備え、当時の様子を書いたルイス・フロイスの『日本史』にも紹介されています。しかし、僧兵の軍事力も持った強大な寺社勢力を危惧した豊臣秀吉が1585年に攻め入り、2〜3の堂塔を残して全山焼き払いました。写真の大塔は1496年の建立で、秀吉の焼き討ちにも残った歴史遺産です。とても大きな堂宇で、ため息が出るほどでしたが、悠平はといえば、お寺よりも、お参りの行き帰りに乗ったJR和歌山線の電車やミニバスが気になって仕方がない様子でした。
【写真説明】根来寺の行き帰りに利用した和歌山線の電車とミニバス