頭の中に「車両図鑑」

yuheipapaです。東京に移ってから悠平は、乗りたい電車がどっと増えたようです。中でも地下鉄が気になって仕方がない様子。yuheimamaも書いているように東京メトロの無料冊子「メトロのトリセツ」を一冊丸ごと暗記しているのではないかと思うぐらい眺めています。そこでこの週末、悠平に思う存分地下鉄を満喫させてやろうと思い、一緒に「地下鉄めぐりの旅」の1日を過ごしました。
強い味方は、東京メトロと東京都営地下鉄双方の全線で共通して使える「一日乗車券」です。文字通り、二つの地下鉄が1日乗り放題で大人1000円、子ども500円です。
【写真説明】東京メトロ都営地下鉄共通の「一日乗車券」

まず東急田園都市線で渋谷で下車。地下ホームからせっせと階段を上って、地上3階にある東京メトロ銀座線の渋谷駅に向かいました。地下鉄なのに地上3階? 東京は起伏の多い地形で、渋谷はその名の通り「谷」に開けた街です。地上3階の駅を出発した電車はほどなく坂の斜面からトンネルに入り、以後は地下を走ります。一日乗車券は、当日券なら自販機で手軽に買えますが、デザインなしの無機質な磁気用紙タイプのようなので、定期券売り場の窓口に行って、車両のデザインが入った磁気カードタイプの前売り券を買いました。
結局この日は地下鉄を8線、計11回乗りました。途中で1回乗ったJR山手線、渋谷までの東急田園都市線往復もカウントすると、電車に計14回乗ったことになります。途中で神社4カ所、お寺4カ所を回りました。悠平は寺社でお参りが終わると「次は何線に乗りますか?」と聞いてきます。地下鉄を降りたとたんに「お参りが終わったら、次は何線に乗りますか?」と聞いてきたときもありました。「つぎは○○線だよ」と言うと、たたみかけるように「何系ですか?」「新型車両ですか?」。ホームでは、進入してきた電車を見て「ざ〜んね〜ん、○○系でしたー」などと専門的なコメント。いつの間にか「車両図鑑」が頭にインプットされているようです。「メトロのトリセツ」で鍛えた成果か、先頭車両に示されている行先は漢字でも大半は読めるようで、感心してしまいました。「目力(めぢから)」の強さでしょうか。
余談ですが「これは、古い新型車両です」と言ったときには思わず笑ってしまいました。悠平の頭の中には「古い新型車両」と「新しい新型車両」というカテゴリーがあるようです。考えてみれば、3世代の車両があれば順に「旧式車両」「新型車両(古い)」「新型車両(新しい)」という区分は可能です。
この日に乗った地下鉄8線は以下の通りです。鉄道の写真を撮るのは嫌いではなく、わたしも楽しめました。
【写真説明】東京メトロ銀座線

【写真説明】東京メトロ丸ノ内線

【写真説明】東京メトロ日比谷線

【写真説明】東京メトロ東西線

【写真説明】都営地下鉄大江戸線

【写真説明】都営地下鉄新宿線

【写真説明】都営地下鉄三田線

【写真説明】東京メトロ副都心線東急電鉄の車両)

【写真説明】番外・JR山手線

1日でこれだけ電車に乗って悠平も満足そうでしたが、東京メトロ9線、都営地下鉄4線の計13線のうち、まだ乗っていない路線が一つ(東京メトロ有楽町線)あります。また東京メトロの車両にも新型や旧型の違いがあるほか、副都心線のように複数の私鉄が乗り入れると、同じレールの上をいろいろな会社のいろいろな電車が走ることになります。どうやら悠平はそれらをすべて踏まえた上で、路線ごとに乗りたい車両の優先順位を付けている様子。次回、副都心線に乗る際には東急電鉄ではなく東京メトロの車両がいいようです。
※以下はおまけの写真
【写真説明】都営地下鉄三田線白山駅に近い白山神社アジサイの名所。ちょうど咲き始めたばかりのようでした。

【写真説明】白山神社狛犬は、目がちょっと変わっています。