新アイテムは風呂敷

妻(yuheimama)です。悠平の学校生活に新アイテムが加わりました。風呂敷です。毎日、学校に持っていく校内着(体操服の上下)を包むためのものです。これまでは、布製の袋を使っていましたが、風呂敷を使うことによって「結ぶ」という手先の練習にもなります。「結ぶ」と簡単に言っても、手先が不器用な自閉症児のこと、無地の風呂敷ではどこをどう持って結んでいいのか分かりません。そこで、担任の先生からサンプルを借りて、視覚支援的風呂敷(と、勝手に命名)を作りました。


まず、手持ちの風呂敷では大きすぎて使いづらそうだったので、無地の生地をサンプルと同じ大きさに切りました。次に真ん中に印を付け、校内着の置き場所が分かるようにしています。サンプルでは無地のフェルトでしたが、悠平用には大好きなディズニー・アニメ『モンスターズ・インク』の主人公の一人、マイク・ワゾースキーを縫い付けました。アップリケがあればよかったのですが、持ち合わせていなかったので、小さくなったTシャツから切り取って付けました。周囲がほつれにくいように、ピンキングばさみで切りました。

最後に、四つ角にフェルトで取っ手を付けました。結び合わせる対を同じ色にして、どれとどれを結び合わせればよいかを視覚的に分かりやすくしています。

実際に使ってみると、校内着はマイク・ワゾースキー目がけて中央にポンと置くことができ、結び合わせる取っ手も色を見ながら手にすることができました。取っ手をねじったりくぐらせたりする「結ぶ」行為には苦心していましたが、手を添えながら学校と家庭で繰り返し練習していくと、2週間ほどで結べるようになりました。

悠平はマイク・ワゾースキーが付いた、自分専用の風呂敷にご満悦。風呂敷の結び方の練習をする前に、マントのように着て写真撮影を所望しました(笑)。