一人でお風呂――思春期へ向かう第一歩

妻(yuheimama)です。3学期が始まりました。冬休みにはyuheipapaとたくさんお出かけし、私とは仕方なく(?)お勉強をした悠平。生活面では、新たにチャレンジしたことがあります。一人入浴です。

悠平の学校では、授業に乾布摩擦を取り入れていて、その手順で入浴中に体を一人で洗えるようになりました。夏休みからはそこにシャンプーも加えて、この冬休みに一人で入浴できるようになることを一つの目標にしてきました。「一人でお風呂に入ろう」という声がけに、初めは渋い顔をした悠平でしたが、何と学校で2月に「入浴学習」があるというので、そのために練習しようと言うと、俄然、やる気になりました。全国の支援学校に浴室があるかは分かりませんが、悠平の通う学校には浴室があるため、そこでお風呂の入り方まで指導してくれるそうなのです。これは4年生で行う「宿泊学習」の練習も兼ねているのですが、年齢的にもそろそろ一人で入浴をというきっかけにもなります。

一人入浴は身辺自立の一つですが、男の子の場合、異性である母親との入浴を卒業することでもあります。これから思春期、青年期に向けて、異性との適切な距離を保つためにも、必要なステップです。わが家では大みそかに「休みの日はお父さんと一緒にお風呂に入ってもいいけど、お母さんとお風呂に入るのは最後ね」と言って卒業しました。一人入浴初日は、私が脱衣所に待機して、必要なら補助をしようと思っていたのですが、結果的にはその必要もなく、悠平は「一人でお風呂、入りました!」と自信満々の笑顔であがることができました。2日目も問題なく、3日目にはもう大丈夫かと思ったのですが、この日は早く上がりたかったようで、浴室を出るなり「早くパジャマを着たい」と震えながら言っています。「寒いんじゃない?」と聞くと「寒い」とのこと。もう一度湯船に入るように言って、再度温まってからあがりました。

もうしばらくは配慮が必要ですが、身辺自立の向上と、思春期へ向かう第一歩を踏み出すことができました。