パニック・フリー in 北九州

妻(yuheimama)です。今年のゴールデンウイーク、3泊4日で北九州に旅行しました。主目的は悠平の祖父の法事です。yuheipapaは北九州の出身で、法事を機に、yuheipapaの育った地域を散策したり、観光を組み合わせたりと盛りだくさんの日程でした。

1日目は移動日。東京から北九州へは飛行機が便利なのですが、万が一、悠平が搭乗前に「乗らない!」と言い出した場合に変更が難しいため、新幹線を利用することにしました。悠平も新幹線は慣れたもの。以前に購入した本『日本全国鉄道旅行』を持参し、駅と路線図を確認しながら4時間半以上の乗車時間を騒ぐことなく過ごすことができました。

なるほどkids 日本全国 鉄道旅行―鉄道ものしり博士になっちゃおう!

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2日目は法事。久しぶりに会う親戚に元気よく挨拶をしてまわり、「何歳になったの?」と聞かれるたび、「もうすぐ11歳なんだけれど、まだ10歳です」とご丁寧に解説していました。ご住職がお経をあげ始めると、時折「なむあみだ〜」と唱和していました。昼食会を経て、いったんホテルに戻ると、私は疲れて動けなくなりましたが、yuheipapaと悠平は夕方からケーブルカーに乗りに行きました。

3日目午前はお楽しみの遊園地、スペースワールドへ。天気にも恵まれ、あらかじめネットで調べておいたアトラクション3つを体験。中でも何台ものトラックがつながって走るブーブーフランクがお気に入りでした。午後は、yuheipapaが育った地域へ散策に向かいました。3時間近く散策し、夕方、私はまたも疲れて一人でホテルに戻りましたが、タフな2人はバスで小倉へ。北九州モノレールに乗って帰ってきました。

宇宙をテーマにしたスペースワールド   

4日目は午前中に門司港へ行き、トロッコ列車に乗ったり、九州鉄道記念館を見学しました。午後、新幹線で帰京。途中、3年間暮らした大阪・高槻を通過したときには、「東京に戻って3年以上になるんだね」とyuheipapaと私は感慨深く車窓からの街並みを眺めました。

こうして密度の濃い4日間の旅行を終えました。終わってみると、悠平は一度もパニックを起こすことなく、固まることも泣き出すこともありませんでした。これには大いに成長を感じました。ではなぜ、パニックを起こさずに済んだのか――外出時にいろいろな乗り物に乗ったり、複数の場所を訪れるとき、毎回yuheipapaが写真入りの予定表を作って見せ、見通しを持った行動をとってきたことと、その後に写真日記を書くことで、悠平が自分の行動を振り返り、時系列で記憶を整理して、自力である程度の見通しを持てるようになってきたことが背景にあると思います。

連休明け、学校が始まると、悠平は楽しそうに九州旅行の話を先生方に話したとのこと。家では九州で乗った乗り物を中心に、楽しそうに写真日記を書いています。家族全員、満足感が高かった今回の旅行。次回は飛行機に挑戦したいところです。