キーワードは「チャレンジ」

 yuheipapaです。
 今も休日は、なるべく悠平と一緒に出掛けるようにしています。その中で、悠平なりにいろいろなことができるようになってきたと感じる機会がいっそう増えてきました。悠平は自分のペースで成長しています。
 一つは食べ物です。もともと「食わず嫌い」が多く、新しいもの、知らないものには自分からは手を出そうとしない保守的なところがあるのですが、それでも食べられるものが徐々に増えてきました。例えば、そば。おととしから去年にかけて、秩父三十四観音の霊場を悠平と2人で回りました。埼玉県秩父地方はソバの産地。ある日、巡礼の途中でおそば屋さんに入りました。悠平はエビの天ぷらは大好きなので、天ぷら付きのざるそばを注文。天ぷらにつられてそばも口にしてくれれば、との思いだったのですが、つるつると完食してしまいました。
 それまで悠平は、うどんは大丈夫だったのですが、そばは未体験。「食べてみる?」と聞いても「いや」で終わりでした。一緒におそば屋さんに入っても、悠平はカレー丼を頼んだり。しかし秩父に通う中で、わたしがおそば屋さんを見かけるたびに「ああ、おいしそうだね。悠くんもおそばにチャレンジする?」などと声を掛けているうちに、興味がわいたのかもしれません。「おそば食べてみるよ」と言い始め、それで秩父のおそば屋さんで食べさせてみた次第でした。もともと和風の味付けが好きな悠平です。今では、そばはむしろ好きな食べ物の一つかもしれません。揚げかすが入った冷やしたぬきそばはお気に入りです。
 悠平に、新しいことに挑戦させるには、文字通りというか、そのままなのですが「チャレンジ」という言葉を使って話しかけるようにしています。結果として、うまくいくことが多いように感じます。食べ物でもう一つ言えば、ピーマンがそうです。yuheimamaがピーマンが苦手なこともあって、家ではほとんど食べる機会がありませんでした。悠平と2人で外出の折りに、何かの料理に入っていたピーマンを悠平が避けて食べようとするので「悠くん、ピーマンにチャレンジだ」と言ってみました。このときは一口だけで終わりましたが、その後も「チャレンジ」と言って食べさせているうちに慣れたようです。今では、特に好んで、というわけではありませんが、特に嫌な顔も見せずに食べています。
 ただ、「チャレンジ」と言っても、なかなか越えられない壁もあります。目下、yuheimamaとわたしとで最大課題になっているのが、スクールバス乗り場への送り迎えです。悠平の頭の中には、わたしとyuheimamaの役割分担が厳然とあるようで、スクールバスの送迎はyuheimamaでなければダメなようです。yuheimamaの体調が悪い時などは困るので昨年来、「お父さんと一緒にスクールバス乗り場までチャレンジしよう」と何度となく声を掛けているのですが、無言で抗議の意思表示。今にも泣き出しそうな顔になります。yuheimamaが風邪で熱を出していてもお構いなし。わたしが「お母さんが死んじゃうよ」と言うと、自分がバス停まで連れて行く、と言いたいのでしょうか。「僕が運ぶ!」と言ったときには、思わず笑ってしまいました。
 早いもので4月から悠平は6年生。この機会にまた一つ、何とか壁を越えられればと、親もチャレンジの春を迎えます。

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 随分と日がたってしまいましたが、この数年、わたしと悠平の新年恒例行事になっている七福神めぐりは、今年は江戸時代から続く谷中七福神にしました。東京都北区、JR山手線の田端駅から徒歩5分ほどの東覚寺をスタート。上野の不忍池にある弁天堂まで、約2時間半の散歩でした。
 谷中七福神はほかの七福神のような厚手の紙の色紙ではなく、カラーで七福神が印刷された和紙に一つずつ、御朱印を押してもらいながら回ります。七つすべてがそろうとなかなかの見栄え。写真用の額を買って来て、飾っています。