高度な迷(?)解答

 妻(yuheimama)です。1学期が終わり、夏休みが始まりました。1学期の学習を振り返ると、算数で筆算での足し算に苦戦したことが思い出されます(「筆算も視覚アプローチで」を参照ください)。その後、悠平仕様の学習法を駆使しながら、量をこなすことによって理解が進みました。夏休みには、宿題として計算プリントが出されました。国語では、漢字練習と基本的な文法・読解問題に取り組んできました。夏休みの宿題でも漢字プリントが出されています。
 

 読解問題では、1学期終盤に「お~!」と驚く出来事がありました。

本文)海の水をなめてみよう。あ、しょっぱい。どうしてだろう? それは海の水の中にいっぱいしおがはいっているからだよ。
問題)海の水の中にはなにがはいっている?

 答えはもちろん「しお」。が、悠平の答えは「みねらる」でした! これはこれで正解です。なんと高度な名(迷?)解答。採点した先生は「みねらる」に〇を付けた上で、私宛てに『「文には何て書いてある?」と聞くと、「しお」と答えていました』と書き添えてくださいました。

 カタカナを習った後も、ひらがなで「みねらる」と書いてしまうあたりが、微笑ましいのですが、それより何より、どこで海水にはミネラルが含まれると学習したのやら。幼少のころは、自閉症の悠平には、何事も意識して教えていかないと身につかないと躍起になったものですが、少しずつ、少しずつ、学ぶ力をつけてきたのでしょう。嬉しく思うと同時に、悠平の親離れが始まっているようにも思えて、ちょっとばかり切なくなりました(大げさでしょうか…?)。

 とはいえ、長~い夏休み。放課後等デイサービスに通所する以外は、四六時中一緒です。きっと、「留守番できるようになってくれないかしら」「一人で外出できるようになればいいのに」などなど、さらなる自立を願うことでしょう。揺れる母心はしばし封印。一つでも悠平が自分でできることを増やしていけるよう、この夏休みも取り組んでいきたいと思います。