学習に生きる鉄道愛

 妻(yuheimama)です。悠平の鉄道好きには、たびたび触れてきました。今回は、この鉄道愛が学習面で役に立ったエピソードを2つ紹介します。

 1つ目です。先日、方角と基礎的な地図の読み方を学習していたときのこと。地図上で東西南北を間違えなく把握するにはどのように教えたらよいか考えました。まずは縦のラインが南北、横のラインが東西であることを伝え、東京の路線図を広げました。「地下鉄の南北線は縦に走ってる?横に走ってる?」と尋ねると、「縦!」と一発正解。「じゃあ、東西線は?」ーー「横!」とこちらも正解。「南北は縦、東西は横だね」と念押しすると、悠平は次々と他地域の南北線と東西線を確認していきました。すべて縦横の法則が当てはまっていて、納得。以来、東と西が地図上で右か左か時々迷うことはあっても、東西と南北を間違えることはありません。Good job!

 2つ目です。悠平はテレビの鉄道旅番組が好きです。旅番組をきっかけに、さまざまな地域に興味を持ってくれればと、以前からリビングに世界地図を張っていました。が、これまでは国内の鉄道以外あまり興味を示しませんでした。ところが先日、新聞のテレビ欄でアフリカの鉄道旅の番組を見つけて、自ら録画予約。繰り返し見るようになりました。舞台はザンビアとタンザニア。さっそく、壁の世界地図を指さし「ザンビアはここ、タンザニアはこっちだよ」と教えました。紙上の地図とテレビの映像が悠平の中でつながり、瞳がキラキラ! 

学習ポスター 世界地図

学習ポスター 世界地図

 

  その後は、地図の周りに描かれた国旗探し競争です。大人げなく、母が2勝。それでも悠平は楽しそうでした。悠平は別の機会にツタンカーメンのマスクの写真も見たことがあったので、「ツタンカーメンは大昔のエジプトの王様。エジプトはここだよ」と教えました。すると、「え~、エジプトもアフリカにあるの?」と悠平。あら、知らなかったのねと思いながら「そうだよ」と会話が発展しました。

 オリンピック・パラリンピックを前に、学校ではさまざまな国のことを調べましょうといった学習が行われていることと思います。悠平がオリパラに感心を持つか分かりませんが、鉄道愛は少しずつ悠平の視野を広げてくれているように思います。