冬休みの国語学習

 妻(yuheimama)です。楽しかった冬休みが明け、3学期が始まりました。今回は、冬休み中に取り組んだ国語の学習を紹介します。

 2学期に取り組んだ読解問題では、登場人物の気持ちを想像するなど、自閉症の悠平には難易度の高い設問が続き、悠平は「ややこしい」「難しい」を連発。現段階では、理屈で説明しても理解は難しいだろうと判断しました。そこで今の悠平にちょうどいい教材はないかと探してみましたが、ピンとくるものがなく、身近な文章を使ったプリントを自作してみました。身近な文章とは…新聞記事です。

 悠平がこども新聞の購読を始めたことは以前に紹介しましたyuheipapa.hatenablog.com

 残念ながら、今に至っても自分から新聞を広げることはほとんどないのですが、興味のある記事については、声掛けすると読んで理解しているようです。そこで、こども新聞の記事をはじめ、おとな新聞(?)からも、悠平が興味を持ちそうな記事を切り抜いて、簡単な読解問題に仕立てました。著作権の関連で、紙面の写真を掲載することはできませんが、以下に何本か紹介します。

 

「からあげクン宇宙の旅へ」

(読売KODOMO新聞:ローソンが開発中のスペースからあげクンが宇宙食に認証)
Q. からあげクンのほかには、どんな宇宙食がありますか?
A. 1.焼肉 ②ようかん 3.ペリエ

 

「もとをたどれば 京王電鉄」

(毎日新聞:私鉄・京王電鉄の成り立ちを解説するコラム)
Q. 京王の社名の由来は何ですか?
A. [ 東京 ] の京と [ 八王子 ] の王

 

「仮面ライダー総務相訪問」

(朝日新聞:少年消防クラブのPR役、仮面ライダージオウとゼロワンが総務相訪問)
Q. 高市さん(総務相)は、いつの時代の変身ポーズをしましたか?
A. ①昭和 2.平成 3.令和

 

「試写室 出川哲郎の充電させてもらえませんか?」

(朝日新聞:テレビ欄の番組紹介記事)
Q. 出川さんは旅先でみんなに何を求められますか?
A. [ あくしゅ ] と [ 写真 ]

 

 こんな具合に、悠平はノリノリで問題に取り組むことができました。こども新聞は文章が平易で漢字にフリガナがふってあるので一人で読めますし、新聞本紙の未習漢字の読み方や熟語の意味は、横で母がガイドしました。上記の他にも、新型特急の紹介記事などは、本紙であるにもかかわらず、ほとんど一人で音読。やっぱり好きこそものの上手なれです。

 悠平が自分から記事を読む日が訪れるのか定かではありませんが、休み明けも悠平が興味を持ちそうな記事に目を光らせ、一緒に読んでいきたいと思います。少しでも社会への興味関心が広がるように、そして、自分で情報を読み解く力がつきますように!