自閉症児と定型発達児との交流を考える――『自閉症児のためのTEACCHハンドブック』を読んで

妻(yuheimama)です。療育園での日々が残りわずかになり、4月から悠平は特別支援学校に入学します。入学後の放課後の過ごし方については以前にも考え中であることに触れました(「就学準備がスタート」を参照ください)。選択肢の一つである学童保育につい…

今年の3冊―番外編―

妻(yuheimama)です。「今年の3冊」シリーズ(?)最終回は、本ではなかったのでエントリーできなかったDVD作品を紹介したいと思います。 『マイネーム イズ ハーン』(20世紀 フォックス エンターテイメント ジャパン)の主人公はアスペルガー症候群の青年…

今年の3冊―悠平編―

妻(yuheimama)です。前回は「今年の3冊」として、私が共感した3冊の本を紹介しました。今回は、悠平にとっての「今年の3冊」を紹介します。残念ながら悠平自身が選んだわけではないのですが、母の目から見て、悠平が特に気に入っているように思えた3冊です…

今年の3冊

妻(yuheimama)です。12月になると、新聞などで「今年の3冊」といった特集記事を目にします。これは新聞社の書評委員や作家、著名人が、その年の新刊から印象に残った本を3冊選んで紹介する企画です。これにあやかって、今回は私が選んだ「今年の3冊」を紹…

読書週間によせて

妻(yuheimama)です。就学相談も一段落し、療育園での母子分離も徐々に時間が長くなり、日常生活も落ち着きを取り戻してきました。「落ち着きを取り戻す」といっても、悠平は相変わらずのマイペースで、私がようやくあれこれ悩む日々から解放されつつあると…

最近ヒットした絵本

妻(yuheimama)です。以前のエントリー(「心安らぐ絵本の時間」)で紹介したように、悠平は赤ちゃんのころから絵本が大好き。私たちも夫婦そろって本好きということもあり、悠平が興味を持ちそうな絵本があるとついつい買ってしまいます。以前は新しい絵本…

発達障害啓発週間によせて〜ブックレビュー(4)完 親による著作・漫画・番外編

「親による著作」 障害児を持つ親御さんによる著作は、親として共感できる点や参考になることがあります。お子さんのスキルアップのハウツーを中心にまとめたものや、経験談、苦労話等々いろいろあるので、ご自分のニーズに合ったテーマの本を選べばよいかと…

発達障害啓発週間によせて〜ブックレビュー(3)療育・生活支援

「療育・生活支援」 昨年度通っていた自閉症療育センターwillがTEACCHプログラムをベースにしていたこともあり、療育・生活支援に関してはTEACCH関連書籍を参考にすることが多く、ABAに関しては基本的な考え方を概観したのみです(TEACCHとABAについては「最…

発達障害啓発週間によせて〜ブックレビュー(2)発達障害当事者による体験談など

「発達障害当事者による体験談など」 言葉によるコミュニケーションが難しい自閉症児の親にとって、言葉で書かれた当事者の証言は非常に貴重なものだと思います。自閉症(スペクトラム)と一言でいっても症状は人それぞれに違うので、体験談に個人差があるの…

世界自閉症啓発デー・発達障害啓発週間によせて〜ブックレビュー(1)医師による入門書・概説書

妻(yuheimama)です。今日4月2日は、国連が定めた「世界自閉症啓発デー(World Autism Awareness Day)」です。またこれを機に日本国内では、4月2日から8日までを「発達障害啓発週間」としています。 ※世界自閉症啓発デー 日本実行委員会公式サイト http://…

「家族―地域―絆」〜東日本大震災から1年

妻(yuheimama)です。東日本大震災から1年がたちました。ここに、犠牲になった方々のご冥福をあらためてお祈りし、被災された皆様へお見舞い申し上げます。 私ども家族は震災直前に東京から大阪へ転居して被災を免れました。細々と義援金や物資を送付しなが…

「だいじょうぶだいじょうぶ」

東北地方、関東地方を中心とする大地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。被災者の皆さまに、重ねてお見舞い申し上げます。 発生4日目の14日を迎えても依然として被害の全容は分からず、自宅から避難されている方も何十万人にも上っています…

重荷を負っているのは自分だけじゃない

広汎性発達障害について、わたしも妻も当初はまったく知識がありませんでした。わたしたちなりに立てた方針の一つが、広汎性発達障害、なかでも自閉症をテーマにした本をどんどん読んでみることでした。そういう中で手にした一冊に「ビッグツリー 自閉症の子…

親の自己満足ではなく悠平の自立のために

悠平が昨年の暮れに広汎性発達障害と診断された際、わたしと妻が思ったことの一つは、これがどんな障害なのか詳しく知りたいということでした。以来、夫婦で目に付いた本を買い求めては読んでいます。わたしが考えた読書方針は、まずは片っ端から読んでみる…