おみくじ「大吉」「吉」にドクターイエロー

 この週末の連休を利用して、家族3人で熱海に1泊旅行に行ってきました。熱海は新幹線で行ける分、移動時間が短くて済み、旅館やホテルの数も多く選択肢が豊富なので、家族旅行によく利用します。電車が大好きな悠平は車内では静かにしていてくれるので、わたしや妻も大助かりです。数えてみれば、悠平を連れて熱海に行くのは4回目でした。生まれてから毎年1回は行っていることになります。
 今回はのんびり過ごすのが目的でした。着いてすぐ、妻は日ごろの体の凝りをほぐしにエステとマッサージに。その間、わたしは悠平を連れて宿から歩いて15分ほどの来宮神社まで散歩に行きました。ご神体の樹齢2千年の大きなクスノキが見事でした。 
来宮神社HP
http://www.kinomiya.or.jp/
 おみくじを引いたら「大吉」でした。悠平が生まれて初めて引いたのは「吉」でした。親子そろって、まずは目出度い運試しだったようです。開運シールが付いている分、1回300円と高めのおみくじでしたが、シールはわたしは四葉のクローバー、悠平はカメでした。

 宿まで歩いて戻るか、乗り物好きの悠平のためにバスでも乗るかと考えていたのですが、神社からすぐのJR来宮駅に寄ったところ、2分後に熱海行きの電車がありました。宿は熱海駅から徒歩圏内です。わずか1駅、父子のミニトリップのつもりで飛び乗りました。ところが、熱海駅に着いて後悔。悠平ルールの中でも、悠平がもっとも厳格にこだわる「出発進行!」を忘れていました。
 「出発進行!」は、電車やバス、タクシーなど乗り物を降りたら、必ずその場にとどまって出発を見送るルールです。乗ったのは伊豆急行直通のJR伊東線の電車で、熱海で折り返し運転。発車までは何と20分以上ありました。ホームに降りるなり悠平は「しゅっぱつしんこ! しゅっぱつしんこ!」と連呼。「悠くん、この電車はなかなか出発しないよ。お母さんのところに行こうよ」と言うのですが、悠平は「いや、いや」「しゅっぱつしんこ!」と徹底抗戦の構え。無理に連れて行こうとするとパニックを起こすことは経験上、分かっているので、寒いホームで20分間、発車を待つことにしました。

 途中、静岡からの上り電車や東京からの下り電車が到着したり、長い貨物列車が通過したりで、もともとわたしも鉄道が嫌いではないこともあり、過ぎてみればそれほど苦痛にはならない父子2人の時間でした。発車のメロディが鳴り、ドアが閉まって電車が動き出すと悠平は満足したように手を振って「バイバイ」。宿に戻って、温泉で体をあたためました。
 今回の旅行はたくさん電車に乗れて、悠平も楽しかったようです。帰りは熱海駅の新幹線ホームで、「こだま」を待つ間に何本か間近を猛スピードで「のぞみ」が駆け抜けていきました。風圧もものすごいのですが、悠平は歓声を上げて大喜び。対向ホームでは車体を黄色く塗った検査車両「ドクターイエロー」も通過していきました。わたしも走っているのを見たのは初めて。惜しくも写真は撮り逃しましたが「ドクターイエローを見るといいことがある」という話を耳にしたことがあります。それぐらい、なかなか目にすることがない、ということなのでしょうが、おみくじの「大吉」「吉」とあわせて、今年はいい年になるといいなと思います。

※ウイキペディア「ドクターイエロー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%BC