身辺自立は療育園と連動で

 妻(yuheimama)です。悠平が通う療育園では、設定療育として、天気のいい日にはプールに入ります。悠平はプールが大好きで、浮き輪につかまって遊んだり、底に手をついてワニ歩きをしているとのこと。猛暑日続きの中、水遊びで気持ちよく全身運動でき、心地よい疲労感があるようです。また、プールがあるということは、連日、園で着替えやタオルで体を拭く機会があるということです。これは身辺自立を促すための練習になります。

 悠平は被り物の衣服の着脱はできますが、これまでは脱いだら脱ぎっぱなしでした。家での入浴の際には、リビングからお風呂場まで、酔っ払いが脱いだ後のようにTシャツやズボン、パンツが点々と置かれていました。また、お風呂上りにタオルで体を拭くことができないため、入浴後は全身びしょぬれでリビングまでまっしぐら。タオルを持って追い駆ける私が、何度濡れた足跡で滑ってこけそうになったことか…。そこで園にならって、入浴前に脱いだ服をかごに入れることと、入浴後にタオルで体を拭けるように手順書を作ってみました。

 我が家の脱衣かごは洗濯機の上に置いてあり、悠平の手には届きません。そこで、脱衣かごを下におろして「脱いだらかごに入れて」と一声。たったこれだけのことで、脱いだ服をかごに入れられるようになりました。本当にほんの一手間です。また体の拭き方は、園での手順書と同じ順番で拭く箇所のイラストを書いて見えるところにはっておいたら、不十分ながらも自分で拭こうとし始めました。またまた視覚支援の有効性を再確認。細かなことですが、手順書などは園と同じ順番に作った方が、混乱がなくて効果的だと思います。

 視覚支援を積極的に取り入れている療育園の支援の仕方を参考に、小さいことでも悠平のできることを増やしていき、いっぱいほめてあげたいと思います。