最近ヒットした絵本

 妻(yuheimama)です。以前のエントリー(「心安らぐ絵本の時間」)で紹介したように、悠平は赤ちゃんのころから絵本が大好き。私たちも夫婦そろって本好きということもあり、悠平が興味を持ちそうな絵本があるとついつい買ってしまいます。以前は新しい絵本を見せると、何日も繰り返し読み聞かせをリクエストしてきたのですが、最近では好みがはっきりとしてきたのか、数回読んでお蔵入りになってしまう絵本もあります。そんな中、最近購入した絵本の中に、何度もリクエストしたり、自分でページをめくっているものがあります。

 まずは鉄道好きのツボにはまった『なるほどkids 日本全国鉄道旅行』(昭文社)です。家庭療育で路線図に駅名を当てはめていく課題への食いつきが良かったので(「乗り鉄小僧のカタカナ学習」をご参照ください)、駅名がひらがなやカタカナで書いてある本を探していたところ、見つけた一冊です。さまざまな列車の紹介のほかに、日本全国のすべての路線と駅名が漢字とひらがなの併記で掲載されています。この本は読み聞かせ向けではありませんが、悠平は何度もページをめくっては見入っています。まずは悠平が楽しむことが一番ですが、少しずつでも自分で読んで、いずれ路線図から地図・地理への興味に広がってくれればという、母の下心をもくすぐります。

なるほどkids 日本全国 鉄道旅行―鉄道ものしり博士になっちゃおう!

なるほどkids 日本全国 鉄道旅行―鉄道ものしり博士になっちゃおう!

 次は、ホフマン作『くるみわり にんぎょう』(偕成社)です。夏休みの家族旅行で志摩スペイン村へ行き(「汗と笑顔とパニックと――夏休みの家族旅行」をご参照ください)、くるみわり人形のアトラクションにすっかり魅入られた悠平。帰宅後、動画サイトYOU TUBEで何度も繰り返し見ては、「ふんふふふ ふんふん ふんふんふ〜」と「行進曲」のメロディーを口ずさんでいます。そこで、数ある絵本の中から一番平易に書かれていると思った一冊をセレクト。人形の絵もアトラクションのくるみわり人形に似ていて、表紙を見た瞬間、悠平は飛び跳ねて大喜び! 美しい訳文は、読み聞かせする私の心をも優しくし、寝る前の一冊として最適です。
くるみわりにんぎょう

くるみわりにんぎょう

 さらに先日、チャイコフスキーのワンコインCDを購入。早速かけて聴かせると、「行進曲」のメロディーが流れてくるなり、満面の笑みでまたまた飛び跳ねていました。私自身も久しぶりにクラシックを聴いて、すがすがしい気持ちになりました。美しい絵本に音楽…しばし療育や就学相談のことを忘れて、私もまた楽むことができました。

 yuheipapaです。
 わたしの子どものころの愛読書の一つは、交通公社発行の時刻表でした。見知らぬ土地の地理も駅名とともに覚え、特急列車の通過時刻をたどりながら、空想旅行を楽しんでいました。何時間でも眺めていて飽きることがありませんでした。今、悠平が鉄道路線と駅名に見入っているのを見ると、やはり親子だなあと思います。