またもや「いかない!」

 妻(yuheimama)です。悠平には、スケジュールや手順などがいったん頭に入るとその通りに実行できるという強みがありますが、その反面、変化・変更に弱く、不安感を抱いてパニックに陥るという特性があります。

 実は療育園の夏休み直前、スケジュールの変更が何度かあり、送迎をしていた私が、悠平が思っていた時間通りに姿を見せなかったためにパニックになったことが2回ありました。そのせいか、夏休み中から「(休み明け、療育園に)いかない」と言いだし、幼稚園の二の舞かとヒヤヒヤさせられました(「まさかの登園拒否」をご参照ください)。幼稚園からは運よく療育園に転園できましたが、療育園で登園拒否したら、もう行くところがありません。小学校へ通うことにも不安が募ります。ただ今回は、幼稚園の時と違って悠平が行きたがらない理由の見当がついたため、とにかく不安感を和らげ、楽しい園での生活を思い出せば何とかなるのではないかと希望を持っていました。

 休み明け初日。やはり朝から「いかない!」を連呼する悠平。そこでまず、動機付けとして「頑張って通えたらご褒美にトミカ」作戦です。口で言うより視覚に訴えた方が分かりやすいので簡単な表を作りました。悠平はコロッと「いくよ〜」と態度を軟化。療育園には無事、たどり着くことができました。

 が、ここからが長期戦です。とにかく私から離れるのが不安なのでしょう。園内でも私の手を取ってどこへ行くにも一緒です。先生方と相談し、悠平が園生活に落ち着いてから少しずつ母子分離をしていこうということにしました。療育園の柔軟な対応に感謝です!

 休み明け丸3週間がたち、朝は相変わらず「いかない」と言っていますが、いざ行ってしまえば、私の姿が見えれば離れていても生き生きと活動ができるようになってきました。私が別室に行く母子分離の時間はまだ30分程度ですが、「急がば回れ」の精神で少しずつ分離時間を増やしていければと思っています。正直、まだ心身に波のある体なのでキツイ日もあるのですが、先生方にお気遣いいただきながら、栄養ドリンクを飲んで(オヤジっぽい?)踏ん張っています。

 先日は小児神経内科の主治医に近況を話し、就学に際しては「情緒の安定」という視点を持ったほうがよいとのアドバイスをいただきました。今も、そしてこれから先も、それが悠平の生活の基点となるような気がしています。