就学準備がスタート

 妻(yuheimama)です。少し前になりますが、1月下旬に大阪府教育委員会から「就学通知書」が届き、悠平の特別支援学校への就学が正式に決定しました。それに続き、就学予定の支援学校から、3月に行われる「一日入学」の案内文書が送られてきました。悠平には「支援学校から、悠君に『きてください』ってお手紙きたよ」と伝えました。悠平、まんざらでもない様子で「4がつから しえんがっこういくよ〜」と言っています。まずは4月に就学することを理解したようで一安心。一方、親の方は、療育園から支援学校へスムーズにシフトできるか期待と不安が入り混じった心境です。

 不安の一つは通学のスクールバスに乗れるかどうかです。悠平の場合、現在も療育園に園バスで通園することができず、私が送迎をしているので、スクールバスでの通学は大きな課題です。まずは園バスで通園できるようにとあれこれ考えてきましたが、本人が「のる」と踏み切ることができずに今に至っています。この時期まで来てしまったので、療育園へは最後まで私が送迎し、「支援学校にはスクールバスで行きます」と学校とバスをセットにして教えようと思っています。ダメならダメでまた送迎するしかないかと不安は尽きませんが、こればかりは悠平の気持ち次第なので、悠平のペースに合わせて支援の仕方を考えていこうと思います。

 また、放課後の過ごし方も考えておかなくてはなりません。支援学校は週5日のうち4日は午後1時半ころに下校となります。療育園よりもはるかに長い午後が待っています。この長い午後をどこでどう過ごすか、選択肢としては地域の小学校の学童保育で過ごす、放課後デイサービスを利用する、家庭で過ごすなどが挙げられます。地域のお子さんたちと交流させたい場合は学童保育、障害への理解があるスタッフに預けたければ放課後デイサービスということになるでしょうか。悠平の場合は、自分から同世代のお子さんたちと一緒に遊ぼうとすることが少なく、障害への理解がある大人と接する場合の方が安定するので、放課後デイサービスの方が向いていると思います。放課後デイは受け皿が少ないこともあり、どの程度利用できるかなど、これから情報収集です。

 情報は集めなければと思いつつ、お家大好きな悠平のこと、正直、行きたがらないだろうなぁとも思います。「まずは新しい学校という環境に慣れることを最優先に、家庭でリラックスして過ごさせる方がよいのかも」「でも夏休みなどに預けるところがないと大変かなぁ」…などとぐるぐると考えてしまいます。余暇活動につながるような習い事があれば、そうした活動も検討したいのですが、障害児対象となるとこれまたハードルが高そう。学校に、放課後デイに、習い事にと、すべてを4月にスタートさせなくてはならないわけではないので、優先順位をつけて検討していきたいと思います。

 それから忘れてならないのは学習面のサポートです。特別支援教育というのは、私自身初体験なので、どのように家庭学習を進めていけば効果的なのか分かりません。体験入学した際には学習内容が初歩的だと感じましたが(「特別支援学校への進学を決めました」を参照ください)、だからといって「何をどこまでどのように」教えていけばいいのか、私の中に確固たる指針はありません。一言でいえば暗中模索の状態なのですが、これまでの療育を通じて「学ぶ楽しさ」を体感している悠平の、この実感は大切に育てていってやりたいのです。特別支援教育とはどういった内容なのかも勉強しながら、家庭学習の内容・方法を考えていこうと思います。

子ども主体の特別支援教育をつくる生活中心教育入門

子ども主体の特別支援教育をつくる生活中心教育入門

 ※今読んでいる本です。名古屋恒彦『子ども主体の特別支援教育をつくる生活中心教育入門』(大揚社)

 就学まであと1カ月余り。療育園での時間を大切にしながら、次なるステップを見据えていきます。先は長い…!