おうちでミニミニサーキット運動

妻(yuheimama)です。悠平は相変わらず、朝のスクールバスで「のらない、のらない」とパニック状態に陥りますが、朝起きて開口一番に「いかない」とは言わなくなりました。出かける前には私の所へ来て「いかない」と小声でささやくのですが、それで休めるとは本人も思っていないようで、しつこく騒いだりはしなくなりました。一歩前進といったところでしょうか。

帰宅後は、学童保育にも放課後デイにも行っていないので、家でパソコンやテレビを見たり、私とこちこちょ遊びをしたり、絵本を読んでリラックスして過ごしています。いずれは音楽療法や運動系の習い事を週1回くらいはさせたいと思っているのですが、今は学校に「いかない」と言わなくなる程度に慣れるのが最優先と考えて控えています。そもそも悠平は一度家を出て帰宅すると、再度外出するのを敬遠する傾向があり、自宅前の公園に行くのさえ嫌がります。今の悠平にリラックスは大切だと思うのですが、もう少し体を動かす活動も取り入れたいと思うようになってきました。そこで、考えたのが「ミニミニサーキット運動」です。

写真手前から順に、1)100円ショップで購入した滑り止めシートを目印にした「ケン・ケン・パー」、2)段ボールで作った「トンネルくぐり」、3)以前に買っていたアンパンマンの「ボール遊び」です。「サーキット運動」というと本格的な運動器具がないとできないように思われるかもしれませんが、こんな簡素な用具でも悠平は大喜びでのってきました。1〜3まで5分もかからない行程なのですが、悠平にとっては必要なトレーニング要素が含まれています。1では片足ケンケンがまだできない悠平に、私が手本を見せてからやらせます。口では「ケン・ケン・パー!」と楽しそうに言うものの、悠平はすべて両足で飛び跳ねています。これはバランス感覚の悪い悠平にとっては片足ケンケンの練習です。2では上肢の力が弱い悠平が、腕を中心とした上肢を使ってトンネルをくぐります。これはトンネルの出口に私が顔を出すと、ケラケラ笑いながらくぐることができました。段ボール1つだと簡単だったので、2つつなげて長くしてみようかと思っています。3はちょっと見づらいかもしれないので下の写真をご覧ください。

アンパンマンの的に向かってボールを投げたり、ゴルフのようボールを転がし的に入れる遊具です。まずはバスケットのゴールを目指して投げるように、私が手本を見せてからトライさせました。ボールを投げるというイメージを持ちながらの粗大運動です。短い距離でもボールを投げるのは悠平にとってはなかなか難しいようで、結局ゴールの上にボールを持って行ってボトッと落としてしまいました。繰り返しの練習が必要なようです。

本当に簡単なセットですが、悠平は楽しかったようで「もう1回!」「もう1回!」と言って、数回自分から繰り返して遊びました。毎日やるとさすがに数日で飽きそうですが、週に数回は声を掛け、苦手な動きを楽しみながら練習していけたら、と思っています。主に感覚統合関連の本を参考に、今後も簡単に取り入れられそうな運動があれば組み込んでいきたいと思います。