想像力を超える創造力

妻(yuheimama)です。最近、悠平が妙な遊びをしています。今回はその中から幾つかを紹介したいと思います。

まずは粘土遊びです。以前のエントリーで、家庭療育の中で粘土の型押しに取り組んだことを紹介しました(「新学期の家庭療育」を参照ください)。悠平は粘土板の型だけでは飽き足らなくなったのか、もしくはもっといろいろと型押しをしたくなったのか、粘土にトミカを押し付けたり、タイヤの型押しを始めました。タイヤの型を取るという、私には思いつかなかった発想力に驚かされたのですが、だんだん型押しがエスカレートして(?)、食玩のおまけに入っていた「こびとづかん」のこびとマスコットの型押しまで始めました。これはなかなか気持ちが悪い。型に石膏を流し込んだら、こびとのデスマスクができそうです。

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また、最近のブームは自分のカメラで動画を取ることです(カメラについては「フォトグラファー悠平」 「フォトグラファー悠平 パート2」を参照ください)。撮影するのは私で、悠平はそれに出演して、撮影後に見るのがお気に入り。動画サイトのYOU TUBEが大好きな悠平は、そこにアップされている動画を真似て、新品のトミカを箱から出す様子を撮影する「開封動画」や、パソコンでやっているゲーム画面を撮影する「ゲーム動画」を何本も取りました。つい数日前には、何枚か新しく買ったTシャツを見て「Tシャツどうが とる!」と言い出しました。てっきりTシャツを広げて紹介するのかと思いきや、手持ちのTシャツを全部着て、一枚一枚脱いでいく様子を撮影させられました。途中、いっぱい着すぎて着ぶくれたため、一人で脱げずに「おかあさん、おかあさん」とヘルプが入ったりして、yuheipapaも大爆笑。これはもう「Tシャツ動画」の域を超えて「Tシャツ脱皮動画」という新ジャンル!? その後、ズボン動画も撮影させられたことは、言うまでもありません。

自閉症児者には「想像力の偏り・障害」があると言われ、それは折につけ感じているのですが、悠平の珍妙な遊び方の創造性たるや、想像力の障害を飛び越えて笑わせてくれます。悠平を見ていると、障害があると不便なことも多いけど、それ以上にこちらの想像を超えたユニークさがあるなぁと感心します。これからどんな創造力を発揮してくれるのか、今から楽しみです。