「性教育懇談会」に参加して

妻(yuheimama)です。先日、悠平が通う支援学校で「性教育懇談会」がありました。障害児の性教育に関する勉強会は私自身、初めて。7歳の悠平に対して、性教育を意識して取り組んでいることといえば、場所をわきまえずに裸で歩き回らないように、起きがけや入浴時の衣服の着脱を決まった場所ですることと、トイレに行くときは、トイレに入ってからズボンを下ろすように声がけをすることぐらい。まだまだお尻丸出しで「おしっこ〜」とトイレに駆け込むこともある段階なので、第二次性徴のことなど思いも及ばない状態ですが、懇談会に参加して、いろいろとヒントをもらうことができました。

懇談会には、学年の異なる性教育担当の先生方と養護教諭、保護者や施設関係者が計10人程度参加しました。初めに性教育の絵本を回覧したり、小学生向けの性教育に関するビデオを見て、その後に質疑応答となりました。具体的な内容はプライバシーの問題もあるので省略しますが、皆に共通するポイントを幾つか挙げたいと思います。

性教育の大前提は命の大切さを知ること。そのためにも、自分が大切な存在であるということを理解するために、日頃からスキンシップや声がけをすること(わが家では毎日のように悠平に「大好き!」と言っているので、これは大丈夫かな?)。自分の体は自分のものなのでどこを触ってもいいけれど、性器はトイレや自室など、決まった場所で触ること。我慢できない場合は、タオルや上着などでカバーして人目に付かないようにすること。第二次性徴での心身の変化については、男の子なら父親、女の子なら母親といった、もっとも信頼できる同性の大人が具体的に教えることがよいということ、などでした。

言葉での説明が伝わりにくい自閉症児には、視覚的に伝えることが必要なので、どうしたらよいか分からないときは先生に相談してくださいとも話がありました。さまざまな特性を持った子どもたちに接してきた先生方には経験の蓄積があるので、とても心強く思いました。性教育の話はなかなか表だってしづらい気持ちがあったので、オープンにいろいろと話ができる懇談会に参加できてよかったと思いました。