恐竜出現!

妻(yuheimama)です。先日、悠平が学校の校外学習で京都市青少年科学センターに行ってきました。センターでは恐竜の模型を見学したり、プラネタリウムを鑑賞して、自然科学の世界に触れてきました。帰宅後、悠平に「どの恐竜が一番好きだった?」と聞くと、「ティラノサウルス!」と元気に答え、「プラネタリウム、また行きたい?」と尋ねると「いきたい」と期待を込めて返答してきました。

さて、悠平が何かに興味をもったら、その世界を少しでも広げて楽しませようと絵本を読み聞かせするのがyuheimama流。今回も恐竜に焦点を合わせて絵本を購入しました。

この絵本には、恐竜の歴史を簡潔に説明した文章が付いています。文章中に、そのページに登場する恐竜のマークが挿入されていて、欄外にある恐竜マークのボタンを押すと、鳴き声が聞こえる仕掛けです。これがなかなか面白い。寝る前に読み聞かせをすると、ページをめくるたびに布団の中から這い出してボタンを押し、笑う悠平です。ちなみにこの本、定価では2079円(税込)ですが、中古本を扱うAmazonマーケットプレイスで574円(送料込)で購入しました。お買い得!

続いては絵本を探しているときに見つけて購入した恐竜のすごろくです。

恐竜大すごろく ([バラエティ])

恐竜大すごろく ([バラエティ])

これまですごろくは、サイコロの目の数だけ進む簡単なものを手作りして遊んでいましたが(「夏休み特別企画!? 手作りすごろくに大興奮」を参照ください)、今回のものはさいころの目に合わせて「○マスすすむ」などの指示が書かれています。数量の理解も少しずつ進んでいるので、すごろくの内容もちょっと複雑なものにチャレンジです。

自閉症児者は、一般に興味の範囲が狭いと言われます。確かに悠平を見ていると、パソコンで好きな乗り物や食玩レビューの動画を観たり、ゲームをしたりと、趣味の世界を深めながら自分の内的世界を構築しているようですが、外の世界に関心を広めるためにはやはり実体験が大切だとも感じます。さらに実体験から興味を広め、深めるために、私は本の力を信じています。活字から内容をイメージし、思考を重ねていくのは、言語理解にハンディのある自閉症児には難しい面もあるかもしれませんが、一方的に映像が送られてくるテレビや動画と違って、絵本は自分のペースで楽しむことができます。これからも小さなきっかけを大切に、ゆっくりゆっくりでいいから、本を携えながら悠平の世界を少しでも広げていってやりたいと思います。