困った習慣

妻(yuheimama)です。気が付けば、東京に戻って早1カ月。大阪・高槻を懐かしく思う一方で、旧知の友人・知人から「おかえり!」とメールや電話、ハガキにファクスをいただいては、うれしいな〜と素直に感激しています。

さて今回は、悠平の困った習慣について。悠平は不安感がとても強く、その裏返しか、習慣や自分なりのルールに固執する特性があります。例えば、学校生活では「月曜日から金曜日までは学校、土日はお休み」と習慣づいているので、土日に学校行事があっても参加できずにいます( 「残念!「おたのしみ会」」  「学習発表会〜「土曜日の壁」」 を参照ください)。家庭では「朝はお父さんをお見送りしてから登校」「夜は悠平が寝てからお父さんが帰宅」というルールを確立しているので、お父さんの見送りや帰宅のタイミングがずれるとパニックになります。

大阪にいた時は、やむなくyuheipapaが悠平よりも後に出勤するときは、yuheipapaが「行ってきます」と言って出掛けたふりをして近くの公園で待機し、悠平が登校したのを見計らって帰宅していました。東京に戻ってからはyuheipapaの職場がシフト勤務になったため、午前3時過ぎに帰宅することがあり、翌朝はゆっくり休んでおきたいのですが、悠平が許してくれません。何度も「お父さんは寝ているから悠くんが先に学校に行ってね」と話して、悠平も「わかった」と言って約束するものの、結局は悠平自身が自室にこもって行き渋りをしたり、寝ているyuheipapaを「おとうさん おきて」と起こしにいってしまいます。言葉掛けでダメなら視覚支援だとばかりに、下の写真のようなカードを作り、ホテルのドアのようにかけてみたりもしましたが、効果ゼロ。

夜は夜で、悠平が寝る前にyuheipapaが帰宅すると固まってしまい、翌日は朝から「(おとうさんは)ねてから かえってくるよ」と何度も念押し。学校から帰ってくると真っ先にyuheipapaが潜んでいそうな(?)書斎や寝室に行って、いないことを確認してからカバンを置く始末。さらにひどいのは、帰宅した時にyuheipapaが在宅していると、玄関で固まって「イヤ〜〜〜〜〜!!!!!」と言って大泣き。お父さんのことは大好きだけど、ルールを崩されるのは耐えられない悠平…。yuheipapaも分かってはいるけど、息子に「イヤ〜」と言われるのは辛いもの。

パニックのパターンが分かってくると、回避しようとするのが親心。でも、回避し続けたら習慣やルールが強化されてしまい、「こんなこともあるよね」という経験のバリエーションが増えません。そこで現状、登校時はスクールバスに乗り遅れると困るので、ギリギリまで悠平の態度を見て、結局yuheipapaが眠いのを我慢して「行ってきます」と出掛けたふりを続けていますが、帰宅は泣いても固まっても断行しています。yuheipapaの体も心配なので、なんとか早く朝寝ができるようにシフトしていきたいのですが、まだまだ時間がかかりそう。

小学校入学前に比べれば、明らかにパニックの頻度は減ってきていますが、体が大きくなってきただけに、いったんパニックを起こしたり固まってしまうと対応が難しくなってきています。障害特性を受け止めつつ、少しずつ適応力をつけていく――薄皮をはがすような、繊細な対応が必要なようです。