妻（yuheimama）です。一昨年12月から、タブレットPCを使った通信講座「スマイルゼミ」を受講してきました。受講といっても、実際にはここ数カ月「嫌！」といって悠平は手を付けずにいました。そこで残念ながら、昨年末をもって退会しました。
受講し始めたころは、自分専用のタブレットで学習できるのがとても楽しかったようで、自分から進んで取り組んでいたのですが、内容がレベルアップするにつれ、徐々に苦手意識を持ってしまったようです。スマイルゼミは本来、何度でも復習できる設定になっているのですが、一度つまずくと苦手意識を持ちやすい自閉症児・悠平には、復習が苦痛のようでした。また、毎月新しい内容が更新されると、「学習の積み上げ」を理解せず、苦手な部分を克服しないまま、ゲーム感覚で新しいものに手を付けてしまうので、さらに分からなくなって、最終的に「嫌！」となってしまった次第です。
「復習という課題」で書き留めた通り、悠平の学習には悠平仕様の介入が必要だと判断し、手作り教材で理解の及ばない部分をフォローしてきたつもりでした。しかし、いったん苦手意識を持つと、頑として姿勢を崩さない悠平。教科学習は前途多難な予感です。
知的障害があり、情報処理の仕方が定型発達（健常）児・者と異なる悠平が、小中学校で学ぶすべての教科を網羅するのは困難だと思います。でもだからこそ、生活に直結する基本的な事柄は時間をかけてでも習得していってほしいと考えています。「スマイルゼミ」は残念な形で退会しましたが、今年も療育ママの模索は続きます。
