特別支援学校高等部を見学

妻(yuheimama)です。先日、学区域にある特別支援学校の高等部を見学する機会がありました。今回の学校公開は2日間あり、1日目は主に作業学習を、2日目は主に教科の授業を見学することになっていました。両日とも見学したかったのですが、2日目は予定があったので、1日目の作業学習を見学することにしました。

この学校では1年生の入学時から、類型と呼ばれるコース別に授業が行われています。入学前に生徒の国語・数学・作業の取り組みを見て、学校側が生活自立・職業基礎・職業技術・職業自立のいずれかの類型を決めます。各類型では授業の構成が異なります。

就労を意識した作業学習では、生活自立・職業基礎類型が物づくりを中心とした紙工・工芸・ホームサービス・園芸の各作業班の1つに、職業技術・職業自立類型が主にサービス業である清掃・事務・接客・食品加工・施設管理の各作業班の1つに属して学習をしていきます。作業学習の種類は就労先のニーズを考慮して決められていて、最近の卒業生の就労分野としては、事務系が4割、サービス業が2割、小売りが2割となっているとのことでした。卒業生全体で見ると、年によって増減はあるものの、一般就労が3〜4割、就労移行・就労継続などの福祉作業所が4〜5割となっています。国は障害者雇用を促進していますが、就労者の6〜7割は身体障害者で、最近では精神障害者の雇用を推進しているとのことで、知的障害者には厳しい状況のようです。

見学や説明の合間には、食品加工の作業班の生徒さんが授業で作ったクッキーを販売に来る場面もあり、私も1袋購入しました。1袋5つ入りで100円! あっという間に売り切れました。無添加でとてもおいしいクッキーでした。

悠平は今小学部の3年生なので、高等部に進学するまではまだ6年以上あります。とはいえ、高等部のことはほとんど知らなかったので、今回参加してイメージをつかむことができたのは貴重な体験でした。悠平の通う支援学校からは、ほとんどのお子さんが今回見学した学校に進学するのですが、ほかにも学校の選択肢があるかなど、気になったら早め早めに調べて動いていきたいと思います。

来年は日程が合えば、教科授業も見学したいと思っています。