yuheipapaも参観できるか?――フェスタ

妻(yuheimama)です。先月、悠平の通う学校で「フェスタ」と呼ばれる発表会がありました。学年ごとに、音楽・運動・学習の要素を取り込んだ劇の発表会です。「土日は休日」と習慣付いている悠平が土曜日に開催される行事に参加するまでには、長い道のりがありました( 「ついに突破! 「土曜日の壁」」を参照ください)。そして残る課題は、土曜日に登校してお母さんが参観するのはいいけれど、お父さんに来られるのは嫌と言い続けてきた悠平が、yuheipapaの参観を受け入れられるかどうかでした。

予想通り、当初は「お父さん 来ない」「嫌!」と言っていた悠平。担任の先生に連絡帳経由で、これまでの経緯と悠平の気持ちを伝えると、学校でお母さん宛てとお父さん宛の招待状を作成するよう指導してくださいました。家に持ち帰ってまずは私にお母さん宛ての招待状を渡し、「よかったら来てください」と一言。招待状には、一生懸命文面を書き、絵柄の色塗りをした跡が見て取れ、それを見ただけでウルウル来てしまいました。夜、yuheipapaが帰宅して招待状を渡すと、yuheipapaが「読んでください」と、悠平に招待状の全文を読むように依頼。悠平が読み終わって、yuheipapaが「お父さん、見に行ってもいいですか?」とたずねると、首を横に振りそうになりつつも「いいよ!」と答えることができました。yuheipapaは「よーし、お父さん、見に行くぞ!」と言って、盛り上がりました。

その翌日、担任の先生にまたまた連絡帳でこの件を報告し、お礼の言葉を伝えました。ただ、当日までに悠平の気持ちが二転三転するかもしれず、予断を許しません。時々、私からも「お父さんとお母さんと、一緒に行っていい?」と話を振っては、気持ちを確認していきました。結局、一度も嫌がることなく当日を迎え、難なくスクールバスで登校することができ、一安心。yuheipapaとともに学校へ行き、発表会場の席に着きました。横を見ると、出番を待つ悠平がいました。悠平もこちらに気が付くと、私たちは笑顔で手を振りましたが、悠平は嫌そうな顔をして目をそむけてしまいました。この表情や素振りは、見たくないものを見てしまったときや、予想外の出来事に遭遇したときにみせるものです。おそらくyuheipapaの参観を、頭では理解していたものの、気持ちがついていかなかったのでしょう。いざ、舞台に上がった後も、最後まで私たちに顔を背けながら演技をしていました。出番後、教室に戻って保護者との写真撮影時間がありましたが、悠平はずっと顔を背けて、集合写真も一人だけ後ろを向いたままでした。

和やかな写真撮影とはいきませんでしたが、パニックを起こさず最後まで演技できただけでも進歩です。帰宅後は「フェスタ頑張った」と得意げな悠平。あれほど嫌そうだったのに、yuheipapaに「来てくれて ありがとね」とお礼まで言っていました! 次の土曜行事は来年の授業参観です。yuheipapaの授業参観がすんなり実現できるよう、また、家族みんなで頑張っていきたいと思います。

【ごほうび】
ごほうび設定をしなくても少しずつ経験を積んでいけるようになった悠平ですが、今回の進歩は私がうれしくて、頼まれてもいないのにごほうびをプレゼントしてしまいました。悠平の出演した「ノラネコぐんだんパンこうじょう」には原作絵本があり、シリーズの2作目を乗り物好きの悠平に贈りました。

ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ (コドモエ[kodomoe]のえほん)

ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ (コドモエ[kodomoe]のえほん)