ガチャポン効果?

妻(yuheimama)です。冬休み中、家庭学習では国語・算数の前に手を使う課題を一つ取り入れていました。悠平は手首から先の動きが堅く、不器用なためです。具体的には、ST(言語)から提案された、定規で線を引いたり、穴あけパンチを使うといった、文房具の使用が中心でしたが、OT(作業療法)から提案された課題も一つ試してみました。

OTからの提案は、何種類かの立体をタオルなどで見えないようにして、その中に手を入れて、提示した立体と同じものを手の感覚だけで探り当てるという課題です。そこで、布製の手提げ袋の中に積み木やもぐらたたきのもぐら、黒ひげ危機一発の短剣などを入れてトライしてみました。悠平はモグラや短剣を次々に探り当て、とても楽しそうに取り組むことができました。

冬休みの後半にはクリニックでOTがあり、そのことを報告。OTの先生からも以前より手先の感覚がよくなり、力も入るようになってきているという評価をいただきました。手先の感覚は、療育課題の成果が出ているのだと思うのですが、力が入るようになった要因は・・・と考えたときに、思い当たったのがガチャポンです。

悠平はこのところガチャポンが大好きで、カプセルを開けた後も捨てずにとっていました。中身を出した後に、カプセルの中にほかの小さなマスコットやミニカー、ブロックなどを仕込んでいます。それらを出したり入れたりしながら、「やった〜、出ました!」「あ〜、かぶった〜」などと言っては、「ガチャポンごっこ」をして遊んでいます。カプセルの開閉には、コツや力がいるものです。毎日のように遊んでいたので、療育効果があったのかもしれません。先生も、本人が楽しみながらできるのが一番ですと、太鼓判を押してくださいました。

部屋の中にカプセルが転がっていると、以前はイライラしたものですが、療育効果を考えるとガチャポン様々に思えてきます。以来、ガチャポン専用の紙袋を用意して、遊び終わった後に片付けるよう声掛けをしながら、母はカプセルを大切に扱うようになりました。