夏休みの家庭療育&家庭学習

妻(yuheimama)です。夏休みの家庭療育・家庭学習は、毎日30分程度、取り組んでいます。

まず、目と手の協応・手先の微細運動の課題として、日替わりでブロックやパズル。ブロックは昨年と同じ課題ですが、明らかに昨年よりもどの向きでどのピースを使うかという判断が速くなっています。日常的にあまりブロックで遊ばないこともあり、楽しそうに取り組んでいます。

国語・算数は、学校からたくさん宿題を出してもらいました。時計の読み方、足し算、ひらがな、カタカナと実に40枚以上! 復習・反復練習として、たっぷり取り組みたいと思います。プリントが終わったら、半分に折って、真ん中に印を付け、穴開けパンチで穴を開けてファイルにとじます。手先が不器用な悠平にとっては、この一連の作業も療育となります。

さらに、少し前から始めた通信講座で新しい単元も学習中。受講しているのは四谷学院の療育55段階プログラム。「国語」「算数」「せいかつ・ソーシャルスキル」の3科目で構成されています。この講座は「療育55段階」と銘打っているだけあって、自閉症を中心とする発達障害の子供に理解しやすいよう、教材がシンプルで分かりやすく、スモールステップで進んでいきます。市販のドリルや健常児向けの通信講座よりかなりスモールステップです。ソーシャルスキルが独立した科目として入っているのも特徴です。レベルは小学校就学前から小4レベルまでで、実年齢に関係なく、子供のレベルに合わせて受講できます。小4レベルまでなのは、社会的自立に必要な基礎が小4程度であると考えてのことだそうです。実際に悠平がどこまで理解できるか分かりませんが、私自身は例えば算数なら、基礎的な計算と時計、お金、単位の習得が目標かなぁと思っていたので、この方針には共感しました。講座の詳細に興味があれば、ホームページから資料とレベルチェック用の課題を請求できます。

ただし、こちらの講座、新しいことを学習していく講座なので、自学学習ではなく、親が指導書を参考にしながら指導していかなくてはなりません(まぁ、療育でも何でもそうなのですが・・・)。週に5日学習することが標準とされています。また、月に1回、各科目の進捗状況と学習の様子を親が書いてレポート提出。これに対しては、学習の進め方などについてアドバイスが返信されます。金額は、健常児向けのメジャーな通信学習よりかなり高めなので、始める場合には、いろいろな意味で、親が覚悟を決めなければなりません!? 

当の悠平は、少々、面倒くさがってはいますが、週に4〜5日、取り組んでいます。最近はこの講座を中心に、これまで使用してきた葛西ことばのテーブル『おはなし読解ワーク中級編』『ことばのクロスワード』を時々、組み合わせています。理解力の向上を目指しつつ、毎日少しずつでも「努力する」という経験を積んでいってほしいと思っています。