夏休みを振り返って

妻(yuheimama)です。夏休み中、放課後等デイサービスは週に1回だけと、頑な態度を崩さなかった悠平(「さぁ、夏休み――こだわりの放課後等デイサービス」を参照ください)。しかもプール登校日は4回のうち3回が悪天候で中止に。結局、週に5日前後は二人だけで過ごすことになり、母は青息吐息になっておりました。長かった…。そんな夏休み、二日続けて家に閉じこもらないことを目標に、外出予定を入れていきました。

家族旅行はお墓参りを兼ねて、3泊4日、8月中旬に岩手に行きました。親戚にもすっかり慣れ、念願のSLにも乗れて、絶好調でした。ただ、楽しくても非日常が続いたせいか、食事へのこだわりが強くなり、いつも以上に野菜を避けて、肉食化していました。親戚に挨拶に行く際には、手土産にクッキーを持参しました。地元の福祉工房に注文して購入。リーズナブルな価格で無添加のクッキーが買えるので、今後も利用したいと思っています。
(SL銀河=悠平撮影)

鉄道関連では、yuheipapaと「世界鉄道博2016」「横浜市電保存館」、yuheimamaと「電車とバスの博物館」、放課後等デイサービスの社会見学で「鉄道博物館」へ行きました。鉄道博物館では「電車博士」ぶりをいかんなく発揮し、終始、大興奮だったと連絡帳に書いてありました(笑)。

映画は、7月にディズニーアニメ『ファインディング・ドリー』、8月にアニメ『ペット』を観に行きました。以前は「観たい」と言うので連れて行っても、途中で飽きてしまいトイレに立つことがあったのですが、最近はだいぶストーリーを追えるようになってきたようです。観終わった後、「おもしろかった!」と言ったり、好きな登場キャラクターはどれだったかなど、感想らしきことを話すことができました。

このほかに週に1回、近所の図書館に通いました。図書館で絵本を借り、ファミリーレストランでランチを食べ、スーパーで買い物をして帰宅するというのが定番コース。買い物荷物は悠平に持たせ、手や腕の運動を兼ねたお手伝い課題としました。帰宅後は、絵本の読み聞かせをして、下のようなオリジナル課題にも取り組みました。

絵本の表紙画像を縮小してプリントアウトし、切り抜いて、裏に両面テープを付けておきます。それを悠平が紙に張り、タイトルをひらがなやカタカナで書きます。こうすると、手先の操作と書き方の練習になり、読んだ絵本の記録にもなります。悠平はこの課題が気に入ったようで、「2学期もやる!」と張り切っています。

お金の学習もスタート。すでに硬貨の種類は判別できていた悠平ですが、最初はお金を並べていくらか尋ねても混乱していました。例えば下の問題。

10円玉4枚なので答えは40円なのですが、悠平の答えは「10円が4枚で14円」。うーん、これには唸ってしまいました。道のりは長いと覚悟しましたが、ちょうど算数で2桁の数字を学習していたこともあり、10円玉を1枚1枚指差しながら、「10、20、30、40で40円だよ」と教えると、すんなり理解したようでした。1の位、10の位も理解し始め、1円玉数枚と10円玉数枚を組み合わせた金額も、繰り返し練習するうちに自分で提示できるようになりました。問題として、おやつに買うお菓子やアイスの写真を使ったところ、大喜び。コンビニにアイスを買いに行くときなど、「僕が払う」と言うようになったので、ピッタリの金額になるように小銭を用意するようになりました。

夏休み、「盛りだくさんだったね」と満足げな悠平とは対照的に、疲弊した母(きっと多くの親御さんがそうでしょう)。まずは先延ばししていた病院と美容院に行きたいと思います。