こだわり2種をクリア!

妻(yuheimama)です。生活習慣と乗り物へのこだわりが殊に強い悠平。こだわりを崩すには年単位での働きかけが必要ですが、この冬、手強かったこだわり2種類をクリアすることができました。

一つは、放課後等デイサービスの送迎車に自宅から乗れるようになることです。悠平ルールでは、放課後デイの送迎車に乗るのは「学校―デイ/デイ―自宅」と決まっていて、休日や長期休暇などに朝、自宅に迎えに来てもらう車には乗ることができませんでした。これまで何度も働きかけてきましたが「イヤ!」と、一蹴。結局、通所することを優先して、私が歩いて送っていました(「さぁ、夏休み――こだわりの放課後等デイサービス」を参照ください)。前回の夏休み以降、デイのスタッフさん、学校の担任からも声がけを続けていただき、ついに冬休み前、デイのスタッフさんと冬休みにトライすることを「男同士の約束」。数日前から、緊張のせいか指と指をこすり合わせる常同行動が見られましたが、当日は「僕が自分で車のドアを開けて乗る」と、自分なりの儀式(?)を考え出して、その通り乗車することができました。その後、常同行動は収まり、春休みにも頑張ると約束することができるようになりました。デイに通所し始めて丸2年、サポートいただいた皆さんに感謝です。

もう一つは、スクールバスの乗車位置こだわりです。悠平はスクールバスに乗る時、いつも同じ場所で乗らないとパニックを起こしていました。路上駐車している車の関係で、乗車位置がずれると絶叫! 体が小さい時にはなんとか抱え上げていたのですが、ここ最近は身長体重共に私に迫って来ていて、もう抱き上げることはできません。結局、乗れずに学校を休んでしまったこともありました。それが先日、道路工事で乗車位置が大幅にずれてしまい、私は冷や汗。悠平に「場所が違っても乗れる?」と聞くと、悠平は不安げながらも「乗れる」と小声で返答。いよいよバスが近づいてくると、バスに向かって「ここで止まってくださーい!」と手を振っているではありませんか! おぉと驚く私には目もくれず、バスのドアに向かって走り出して、スムーズに乗車することができました。乗車位置がすれることは、そう度々あるわけではありませんが、小学校入学以来、4年目の快挙にちょっと放心状態になった母でした。

こだわりは、一つ消えてはまた現れると言いますが、日常生活を滞らせかねないこだわりはクリアできるに越したことはありません。「悠平よく頑張ったね」と褒めつつ、「あぁ、助かった〜」と母は心の中で深く深くつぶやきました。