筆算も視覚アプローチで

 妻(yuheimama)です。足し算の練習を続けている悠平。先日来、筆算に挑戦しています。筆算は、2ケタ以上の繰り上がりを学習するために必要なステップです。果たしてその結果は?

 

 その1)宿題プリント。なんと、筆算を無視して計算してしまいました。答えは合っていたんですけどね。 

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 その2)家庭学習プリント。左に書かれている横書きの式を、まず、筆算に書き直します。が、ここで問題が! 思いもよらなかったことに、数字を縦書きにしてしまいました。

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 一の位と十の位は理解していると思っていたのですが、「2つの関係」が苦手な悠平は、横書きの式と筆算が同じ意味であることが分からなかったのかもしれません。もしそうであれば、言葉で説明を尽くしても混乱するばかり…さて、どうしたものか。

自閉症児は視覚優位なので、目で見て分かる方法を考えました。それがこちら↓。横書きの式の数字をカードにして、筆算に移動させることにしました。目で見て、手で操作。

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 これには悠平、大喜び! すぐに正答して、「もっとやりたい!」とリクエストまで飛び出しました。カードづくりは少々面倒ですが、慣れるまでこれを繰り返し、横書きの式と筆算の関係をパターン認識させることで、「2つの関係」の理解を促していきたいと思います。

 

 悠平の場合、算数を教えるのには、ワンステップごとに工夫が必要。毎度、頭を悩ませますが、百の位、千の位の足し算ができるようになれば、実生活でお金の理解が深まるはず。生活力の向上を目指して、悠平と二人三脚、まだまだ頑張ります。