雨上がりの出来事

 妻(yuheimama)です。ある日曜日、悠平はyuheipapaとお出掛け。降り出した雨が本降りとなり、予定より早めに帰宅しました。玄関でぐしょぐしょに濡れたスニーカーを脱ぐと、悠平は出迎えた私に「靴、洗っておいて!」と言いました。私は、かなり履きこまれたそのスニーカーを見て、「そろそろ引退でもいいかな」「先日買った、ワンサイズ上のスニーカーと替え時かな」と考えました。スニーカーを洗う前に、新しいスニーカーが大きくないか試し履きをさせて、最終的に決めることに。悠平はというと、スニーカー同様に濡れて足に密着した靴下を引っ張りながら脱いで洗濯カゴへ。試し履きは翌日に持ち越しとなりました。
 月曜日の夕方、帰宅した悠平は玄関に入るなり「靴、洗っておいてって言ったでしょ!」と、怒りモード。視線を落とすと、悠平が履いていたのは日曜日に濡れた、洗わないままのスニーカーでした。私が「湿ってた?」と尋ねると、「うん、湿ってた」と悠平はムスッと答えました。部屋に入ってから、新しいスニーカーの試し履きをさせ、翌日からスニーカーをチェンジ。濡れたスニーカーは引退させ、一件落着となりました。
 それにしても悠平の怒りモードのクレームには驚きました。かつてのパニックとは明らかに調子が違います。最近、行動切り替えのために声を掛けても、自分のペースを変えずにだらだらとしたり、こちらが「手伝おうか」と言葉を掛けても「いや、自分でやる」と言うことが多くなりました。さらに先日、自分の手の平と私の手の平を合わせて大きさを比べると、ほとんど同じ大きさであることを確認して「僕、大人っぽくなった」と一言。「大人っぽい」という言い方は微妙ながら、自分の成長を悠平自身、自覚しているようです。こうした言動は成長の証であり、反抗期の予兆なのかもしれません。
 私にとってはうれしくも、先々がちょっと不安な反抗期への移行。とはいえ、濡れたスニーカーを脱いで別のスニーカーを履こうとは思い至らなかったねと、時折見せる悠平のあどけなさに苦笑したのでありました。