やっぱりお金は難しい その2

 妻(yuheimama)です。夏休みに、値段に合わせて必要な金額を考える課題で躓いた悠平(「やっぱりお金は難しい」を参照ください)。目に見えない貨幣価値を教えるにはどうしたらいいだろうかと考えあぐねました。何冊かの本にも目を通しましたが、悠平にフィットしそうな教え方が見つからず、困った、困った。「値段が高い」と言っても、悠平にとっての「高さ」は、背の高さや建物の高さ。「値段が安い」と言っても、「安い」の意味が分からないだろうなぁと、またまた困った。あれやこれやと考えた挙句、とてもシンプルな教え方にたどり着きました。

 

★ねだんより 小さな数のお金→買えない
★ねだんと  同じ数のお金 →買える
★ねだんより 大きな数のお金→買える、おつりがもらえる

 

 お金の問題に取り組む前に、この3点を確認しておくと、正解できるようになりました。ただし、慣れてきたかなぁと思って、3点を確認しないと、また当てずっぽうに戻って不正解です。量をこなして自分で判断できるようになるまで長丁場になりそうです。
 問題プリントは、悠平が実際の硬貨や紙幣と結びつけて判断できるようにお金のイラストを切り貼りして作っています。これが結構、手間暇がかかる上に肩が凝る! インターネット上では、無料でダウンロードできる子供向けのドリルがありますが、健常児向けの内容なので、悠平の認知特性にはなかなか合いません。あぁ、これが本当の特別支援教育。

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 先日、悠平とコンビニに行った際、レジで「298円です」と言われました。悠平に100円玉3枚を見せて、「これで買える?」と尋ねると、自信満々で「買えるよ!」と返答。レジのお姉さんもニッコリ笑ってくれ、母の努力も少しは報われたかなぁと思いました。
 継続は力なり――一山超えるたびに同じことを言っているような気がします!?