七夕の願いごと

 妻(yuheimama)です。今日は七夕。先日、悠平は放課後等デイサービスで制作した短冊付きのうちわを持ち帰りました。短冊には願いごとが書かれていました。

 「自分で電話をかけられますように」

f:id:yuheimama:20190706161409j:plain

願いごとは色鉛筆で薄く書かれていました

 ――5月上旬に学校の家庭訪問がありました。担任の先生が来宅され、悠平の中学部での課題の一つ、自宅―スクールバスバス停間の一人登下校について相談しました。その中で、一人で何かトラブルに見舞われたとき、家に電話ができることが必要とのお話がありました。悠平はまだ自分の携帯電話を持っておらず、自宅で親戚と電話しているときに、時々話をする程度の経験しかありません。そこで、自宅の固定電話でyuheipapaとの会話にチャレンジしたり、電話を使う機会をつくって慣らしていかなくてはと考えました。

 家庭訪問から数日後、今度は放課後デイでの個別面談がありました。放課後デイでは帰宅時、送迎車の中からスタッフが自宅に「もうすぐ到着します。ご準備お願いします」と電話連絡をくださいます。面談した児童発達管理者から、「その電話を悠平君にかけさせてみてはどうでしょう」という提案をいただきました。家庭訪問での話の内容も伝え、「グッド・タイミングです!」と、さっそくお願いすることにしました。

 1回目。電話が鳴り、私が出ると「もしもし、お母さん。もうすぐ到着します」と、名乗りもせずにいきなり本題に入ってしまいました。声変わりした低い声に、「オレオレ詐欺?」と思わなくもありません。次の通所日、電話を掛けるときは名乗るようにと伝えました。

 2回目。私が電話に出ると、悠平は「〇〇です」と、名字を名乗りました。間違ってはいないのですが、自宅に電話をかけて名字を名乗るのもいかがなものか。私は「悠くんも〇〇(名字)だけど、お家も〇〇だから、今度は悠平ですって言って」と伝えました。

 3回目。ついに「もしもし悠平です。もうすぐ到着します。ご準備お願いします」と言うことができました。スタッフのセリフをそのまま真似て、母に敬語を使うところはご愛敬。以後、家庭でもyuheipapaからの電話に出るなど、少しずつできることを増やしています。

 夏休みには、一人下校に備えて、GPS付きのキッズ携帯を探そうと思っています。すべての操作を悠平一人でこなし、電話と一人下校が実現するよう、母も七夕の夜に願います。