アイロンビーズにはまりすぎ

 妻(yuheimama)です。学校一斉休校を受け、在宅で過ごす日の療育的アート制作(←勝手な造語)として始めたアイロンビーズ(「休校にめげず…」を参照ください)。前回紹介した700系新幹線を皮切りに、悠平は本を見ながら、「〇曜日はこれ、来週はこっち」と次々に制作プランを立て、果ては「(5月の)家庭訪問で短縮授業の日はこれ、夏休みになったらあれ」と指定しまくるので、付箋を貼ってはみたもの、母にはいつ手掛ける作品なのか、すでに判別不能になっています。

 当の悠平は、制作当日になると「やっぱり変更して、今日は○○系にします」と縦横無尽に宣言。さらに開始2日目には、「今日から午前に1個、午後に1個作ることにします」と言って、1日2個ペースで制作。土日にyuheipapaが散歩に誘っても「アイロンビーズやりたいから行かない」と、驚きの自己主張。そんなわけで、あっという間に10個も作ってしまいました。

f:id:yuheimama:20200313150951j:plain 電車シリーズ

f:id:yuheimama:20200313150819j:plain 新幹線&リニア

 ちなみに新幹線の上段は、青が100系新幹線、緑が200系新幹線。200系は本に掲載されていなかったのですが、悠平が「緑にして200系を作ります」と、自分で発案して作りました。「悠くん、自分で思いついて作ったんだね」と声を掛けると、「うん、そうだね!」と誇らしげです。

 岡本太郎先生との出会いから(「太郎先生がやって来た」を参照ください)、アートに興味をもったものの、自閉症の「想像力の困難」からなのか、自由に作る・描くことが難しかった悠平。その点、アイロンビーズは本を見れば作り方が分かる上、作業もシンプルで、大好きな電車を自分の手で作れるとあって、これまでにないはまり方をしているように見えます。好きなことに取り組んで笑顔でスキルアップ! これぞQOL(生活の質)の向上、療育の目的。悠平にとって、最高の療育を見つけちゃったかも、と母も悠平の傍らで笑顔になっています。