2021春の花 その2

 春の花のスケッチの続きです。

【3月 東京都世田谷区・浄真寺】

 「九品仏」(くほんぶつ)の別名で知られる浄真寺には、9体の大きな阿弥陀如来像があり、3体ずつ三つのお堂に収められています。作られてから300年以上がたち、2014年から20年以上を掛けて、大修繕事業が進んでいる最中です。写真の1枚目は修繕が終わった3体。ピカピカに輝いています。悠平と一緒に手を合わせました。境内の一角にはシャガが咲き始めていました。4枚目の写真は自宅近くで。コブシの花がきれいに咲いていました。 

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【3月 護国寺~雑司が谷】

 ことしは全般に花の開花が例年よりも早く、桜も東京の開花宣言は観測史上最速の3月14日でした。それから少し日にちを置いて「そろそろ見頃かな」と出かけてみました。有名な名所は混雑しているだろうと思って、まず訪ねたのは東京都文京区の護国寺です。数は多くはないのですが、ソメイヨシノと枝垂桜がきれいに咲いていました。

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 護国寺の後はぶらぶら散歩しながら豊島区の雑司が谷へ。鬼子母神堂から徒歩数分の法明寺の参道にはちょっとした桜並木があり、知る人ぞ知る、という感じの名所です。この日は、満開を迎えた木もありましたが、全体としてはまだこれから、といった感じでした。例年、見ごろの時期には露店も出るのですが、コロナで今年はひっそりしていました。

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【3月 東京下町・深川、本所、浅草】

 東京の下町、門前仲町(江東区)をスタートし、本所・両国界隈(墨田区)から浅草(台東区)を徒歩で巡り、満開の桜を悠平と堪能しました。

 1枚目は門前仲町の深川不動尊近く。2枚目は清澄庭園近くの仙台堀川。川面にせり出す桜が見事でしたが人出はまばら。穴場です。

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 江戸時代の「享保の改革」で知られる老中、松平定信の墓所がある霊巌寺(れいがんじ)。江戸六地蔵の第五番に数えられる地蔵像は笠をかぶっています。江戸の町娘もマスク姿でした。

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 両国の横網町公園は、関東大震災当時、陸軍被服廠が移転して跡地で公園整備が進められていた最中でした。大勢の避難民が集まったところを旋風火災に襲われ、この場所だけで3万8千人が犠牲になったとされます。第二次大戦では、一帯は米軍の空襲で焦土と化し、公園には犠牲者の遺体が仮埋葬されたとのことです(以上、出典はウイキペディア「横網町公園」)。現在、関東大震災と東京大空襲の犠牲者の遺骨を納めた東京都慰霊堂が建っています。悠平と一緒に焼香し、手を合わせました。公園には桜のほか、ツバキやシャガも咲き誇っていました。

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 その後は隅田川沿いに歩いて浅草へ。両岸の墨田公園一帯は東京でも屈指の桜の名所とあって、相当の人出でした。

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 次回に続きます。