久しぶりの耳鼻科受診

 妻(yuheimama)です。4月、悠平は学校での検診にひっかかり、耳鼻科を受診することになりました。耳鼻科受診は、大阪に住んでいた幼児期以来です。当時は診察の際、母と看護師で暴れる悠平を押さえつけていましたが、果たして今回は?

 悠平が初めての病院を受診する際には、受付で保険証と一緒にメモを渡すことにしています。メモには、悠平には知的障害と自閉症があること、日常会話は可能であること、難しい内容は理解が難しいこと、初めての体験や不慣れなことには不安を感じることを書いています。一方、悠平には事前に病院のホームページを見せ、掲載されていた医師の顔写真を見せておきました。

 診察室に入ると悠平は「よろしくお願いします」とあいさつをして、一人で椅子に座りました。医師はこれからどのような診察をするのか、患部のモニター画面と使う道具を悠平に見せながら分かりやすく説明し、「音がするけど、痛くないよ」と言葉を添えて、手早く治療してくださいました。悠平は幼児期とは違って、両手をぎゅっと握って一人でこらえ、治療が終わると、「ありがとうございました」と言って立ち上がりました。診察室から出るときには「痛くなかったよ」「一人で頑張った!」とにこやかに母に話しかけてきました。

 予防接種のときなどは、まだ母が押さえることもありますが、今回は診察室に入ってから出るまでノータッチ。高校生の自覚が自立と成長を後押ししてくれたようです。また、医師が学校での検診も担当されているベテランで、適切に対応してくださったことも大きかったと思います。自閉症は児童精神科の範中ですが、専門が違うと障害理解に差があり、受診そのものが難しくなる場合があります。悠平も以前、眼科でパニックを起こしたことがありますし、外科を受診した際には「どうして自閉症になったの?」と聞かれて目が点になったことがありました(←自閉症は先天性です)。今回受診した耳鼻科のように、障害理解があり、適切に対応してくれる病院が地域に増えることを願います。

 耳鼻科をクリアした悠平。これでプールに入れます。コロナで中2、中3とプールに入れなかったので、感染予防を心がけながら、今夏はプールに入れればよいなと思います。