今どきの授業

 妻(yuheimama)です。先日、悠平の授業参観に行ってきました。今回参観したのは理科と社会。特別支援学校小中学部では、理科・社会は独立した教科科目としてなかったため、どのような授業内容なのか、関心がありました。また、東京都教育委員会ではGIGAスクール構想の実現に向け、一人1台端末を導入しており、悠平も学校からiPadを配布されていて、授業でどのように活用されているのかも興味津々でした。

 社会では環境問題をテーマに、授業前半では、前回授業で学習した地球温暖化についてクイズ形式で復習。まず、先生が指示した手順で、先生と生徒全員のiPadがつながれました。先生のiPad上の画面はスクリーンに映し出され、画面上でクイズを出題。生徒は正解と回答の早さで得点をゲット。1問ごとに正解の確認と先生の解説の後、上位ランキングが発表され、大盛り上がり! 教室には20人近くの生徒がいましたが、集中力が途切れることなく、全員参加で取り組まれていて、「今どきの授業って、すごいな~」と感心しました。

 授業後半では、ごみの分別の学習。まずは先生がごみにはどのような分別の仕方があるか、なぜ分別をしなくてはならないかを、スライドショーで説明。その後、プリントとシールを配布し、プリントに書かれた燃えるごみと燃えないごみの枠内に、ごみのイラストシールを分別しながらはりました。さらに、先生が自治体ホームページのごみ収集日ページのURLを全員に送信。生徒はそこから、自分の居住地域では何曜日にどのごみの収集が行われているのかを調べて、プリントに書き込んでいました。地域によって収集日が違うことも確認できました。iPadを活用した、生活に根差した実践的な授業内容に、母はまたまた感心してしまいました。

 授業中、悠平はクイズに正解するとうれしそうに笑い、クラスのみんなと盛り上がり、プリントが早く終わると、「できました!」と声を上げ、少し誇らしげな表情を見せていました。楽しく学習する姿に、母もうれしく思いました。また、学校でテストがないせいか、家庭学習で学んだことを覚えようというモチベーションが弱く、定着が難しいことが多々ありましたが、復習クイズは覚えるモチベーションになりえるなと思いました。

 授業参観があった日はいつも、夜寝る前に「お母さん、悠君が学校で頑張っている様子が見られてうれしかったよ」と声を掛けます。そう言われると、これまでは「はい!」と元気に返答していた悠平ですが、今回は母に「よかったね」と返答。励ますつもりが、逆に励まされ(?)、これも成長かな~とうれしくも、ちょっと寂しく感じた次第。次回の授業参観が今から楽しみです。